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2024.01.01 Mon UP

2024年 年頭のご挨拶

学校法人東京理科大学 理事長 浜本 隆之

日本の理科大から世界のTUSへ、大きく成長する一年を目指したいと思います。

新年あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年を振り返りますと、本学では理工学部から創域理工学部への名称変更、先進工学部の2学科の増設など、学部学科再編において、大きな変革を迎えた年となりました。また5月の新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、学内のさまざまなイベントが完全復活を遂げ、各キャンパスにも従前どおりの活気が戻ってきました。

思えばこの感染症が騒がれ始めてから、この1月で約4年となります。初期の頃にはオンライン授業を余儀なくされるなど、さまざまな困難がありましたが、数多くの課題に直面しながらも、教職員の皆さんの一丸となったご尽力、同窓や関係の皆さま方のご協力、また何より学生の皆さんのエネルギーによって、こうして未曾有の事態を乗り越えられたことを大変誇りに思うとともに、改めてお礼申し上げます。

今年の干支は「甲辰」ですが、「甲」は十干の始まりにあたり、物事の始まりを意味し、また、「辰」は草木が伸長し、活気にあふれる様子を表したものです。そのため「甲」と「辰」の合わさる「甲辰」は、今後の成功に向けた新芽が芽吹き、さらに成長していく年になるといわれています。

理科大も、今年は2022年度から開始した「中期計画2026」の折り返しの年となります。これまで、計画の実現に向けて各種施策を着実に実行することにより、多くの種を蒔いてきましたが、まずソフト面では、同窓教員のネットワーク構築、高大連携の強化、リカレント教育の推進や大学発ベンチャーの設立等について、さまざまな成果が出始めています。また、ハード面では、今年はいよいよ葛飾キャンパスの新校舎が竣工を迎え、来年には薬学部の移転も控えております。さらに、神楽坂、野田キャンパスについても再構築に向けた検討を進めております。甲辰の年にふさわしく、「日本の理科大から世界のTUS」の実現に向けて蒔いた種を着実に芽吹かせ、そして大きく成長させる一年にしていきたいと思います。

東京理科大学が150周年、さらにその先の未来に向けて発展していけるよう、理事会は学長室と連携し、諸施策に全力で取り組んで参ります。関係各位におかれましては、どうぞ一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

末筆ではございますが、皆さまのご多幸とご健勝を祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。

東京理科大学 学長 石川 正俊

科学技術が社会の変革を牽引する時代、本学は新しい価値の創造に邁進していきます。

2024年の年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。本学は、これまで培ってきた高い教育力・研究力を礎とし、新たな価値を創造する拠点へと発展することを目指して着実に歩みを進めています。

現代は、科学技術が社会の変革を牽引する時代であることは想像に難くないと思います。本学は、「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」という建学の精神のもと、創立以来社会で活躍する人材を輩出してきましたが、この先も「科学技術」によって社会の発展に寄与する大学であり続け、社会を牽引する優秀な人材を輩出し続けていくためには、この「科学技術」の構造の変化を理解することが重要です。

従来の構造は、与えられた課題を解決する方法を主体とするものですが、現代はそれに加え、解決すべき課題が与えられていない、あるいは課題が顕然化していない状態から全く新しい価値を創造する価値創造型の構造も必要な時代となりました。科学技術が新しい変化を次々と生み出す現代において、この構造の変化を理解したうえで、時代の変化とともに大学の在り方、教育の在り方も変化していかなくてはなりません。大学での学びは、知識の習得だけでなく、知識を使って何ができるか・何をするのか、独創性を生むものでなくてはならないと考えています。

本学は学部・学科の再編をはじめ、新しい価値を生み出す力を育むための融合型の教育に力を入れて取り組んでいます。この融合型の教育により、学問分野を超えた連携を生み出し、新しいものが生まれやすい仕組みを実現し、新しい価値を創造する人材育成を実践していきます。

また、2024年度入試では新たな入試方式として「総合型選抜(女子)」を導入しました。「世界の未来を拓くTUS」という創立150周年に向けて本学が目指す姿の実現には、さまざまな人材が集積する環境の構築が不可欠です。また、価値の創造には、より多くの視点や感性が大切な要素です。本学は、多様な学生が学びあう場の実現を目指していきます。2025年度には、薬学部、薬学研究科が葛飾キャンパスに移転します。葛飾キャンパスは先端融合分野を研究する「イノベーションキャンパス」という役割を担っていますが、そこに薬学部、薬学研究科が加わることで、分野を横断した融合・連携をさらに生み出し、新たな教育・研究拠点の創出につながることを期待しています。

本学のますますの発展に向けて本年も全力で取り組んでいく所存ですので、引き続き、皆さまのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、皆さまのこの1年が実り多い年でありますことを祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。

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