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河原 尊之教授らの研究成果が日刊工業新聞に掲載
工学部 電気工学科 河原 尊之教授らの研究成果が日刊工業新聞に掲載されました。
本研究は、22nm CMOS LSIチップを用いて4,096個のスピンを搭載したスケーラブルな全結合型イジングプロセッシングシステムを実現し、組み合わせ最適化問題求解を低消費電力かつ高速に行う技術の大容量化への途を拓いたものです。この研究は河原教授の指導の元、工学研究科 電気工学専攻 修士課程2年 遠藤 あかりさん、同 惠 太一さんが、卒業研究より取り組んできたものです。
掲載されたシステムは、2023年12月13-15日開催の展示会SEMICON Japanにおいて実機展示予定(小間番号7810)です。また、22nm CMOS LSIチップ技術の詳細は、2024年1月25-27日開催の国際学会IEEE World Symposium on Applied Machine Intelligence and Informatics (IEEE SAMI 2024)において発表予定です。
なお、本研究の一部は、日本学術振興会科学研究費補助金(課題番号22H01559)の助成を受け、また、同一部は東京理科大学起業助成金(PoC支援助成金)を受けて実施したものです。
詳細は掲載紙をご覧ください。
掲載紙
日刊工業新聞 2023年11月23日付 朝刊
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河原研究室
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