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『Chemical Science』誌 Chem Sci Pick of the Weekに、本学教員らと大学院生の学術論文が選出
『Chemical Science』誌 Chem Sci Pick of the Weekに、本学教員らと大学院生の学術論文が選出されました。
- 筆者
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理学研究科 化学専攻 博士後期課程2年 五十嵐 大輔
理学部第一部 応用化学科 教授 駒場 慎一
理学部第一部 応用化学科 講師 多々良 涼一 - 掲載論文
- Electrochemical intercalation of rubidium into graphite, hard carbon, and soft carbon
- 内容
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黒鉛層間へのルビジウムイオンの可逆な挿入・脱離反応を電気化学的に達成し、報告しました。黒鉛層間へのアルカリ金属イオンの電気化学的な脱挿入は、これまでにリチウムイオン、カリウムイオンで達成されており、ナトリウムイオンは挿入・脱離できないことが知られていました。今回ルビジウムイオンでの反応確認と詳細な検討を行ったことにより、黒鉛へのイオン脱挿入への理解が加速しました。
この業績が評価され、年間1000報以上が出版されるChemical Science誌からChem Sci Pick of the Week(年間50報程度)に選出されました。 - 掲載日
- 2023年10月4日
関連リンク
Royal Society of Chemistry
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