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国際学会IEEE Quantum Week 2023のワークショップ『Quantum Algorithm Grand Challenge』において本学学生が第2位に入賞
量子コンピュータに関する国際学会IEEE Quantum Week 2023のワークショップとして開催されたNISQ(Noisy Intermediate-Scale Quantum Computerノイズあり中規模量子コンピュータ)を用いるプログラミングコンテスト『Quantum Algorithm Grand Challenge』において本学学生が第2位に入賞しました。
- 受賞者
- 工学部 電気工学科 学部4年 佐藤 優大
- 指導教員
- 工学部 電気工学科 教授 河原 尊之
- 受賞題目
- VQE with Frugal Optimization
- 内容
-
量子コンピュータに関する国際学会IEEE Quantum Week(今年は米国ワシントン州ベルビューで開催)では、ワークショップがいくつか設けられている。今回開催のワークショップのひとつである"Quantum Algorithm Grand Challenge"(学会ワークショップ番号:WKS13、主催:株式会社QunaSys)において、ノイズあり中規模量子コンピュータ(NISQ)の産業用途を可能にするアルゴリズム開発を推進するためのプログラミングコンテストが行われた。ノイズの影響や実行時間の制限がある中で、どれだけ精度の良い計算ができるかを競い合うコンテストである。コンテストへの応募と審査は事前にオンラインで行われ、国際学会IEEE Quantum Weekワークショップ当日(2023年9月19日)においては、主催よりこのコンテストの趣旨、審査経過の説明があり、次いで上位4位までの受賞者が内容について講演を行った。この中で、計算時間を抑えた低コストな最適化手法と、ノイズの影響を緩和する後処理の組み合わせ手法が特徴である、本学学生のプログラムが第2位を獲得した。
なお、受賞した学生は、卒業研究としてNISQを用いた量子機械学習に取り組んでいる。これは量子系(電子工学)とAI(情報工学)を合わせた取り組みが必要な分野であり、これが可能な工学部電気工学科の研究室で進めている。この知見も活かして今回のプログラミングコンテストで受賞となった。参考までに、受賞日の前週2023年9月14日開催の電子情報通信学会ソサイエティ大会にて、同じ学生が次のテーマで発表している。コンテストと同じNISQ分野の同学生の別成果である。
発表テーマ:[A-1-4] "途中測定と量子ビットの再利用を用いた量子分類器の構成"
発表者:佐藤優大, 河原尊之 - 受賞日
- 2023年9月19日
関連リンク
量子アルゴリズム・グランドチャレンジ受賞者一覧
Quantum Algorithm Grand Challenge
IEEE Quantum Week 2023
河原研究室
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