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森 武俊教授が日本医療研究開発機構(AMED)のプログラム・オフィサー(PO)に就任
先進工学部 機能デザイン工学科 森 武俊教授が、日本医療研究開発機構(AMED)「医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靱化事業 ロボット介護機器開発等推進事業」のプログラム・オフィサー(PO)に就任されました。
AMEDは、医療分野における基礎から実用化までの一貫した研究開発の推進や成果の円滑な実用化、さらには医療分野の研究開発のための環境整備を総合的かつ効果的に行うことを目的に、国の健康・医療戦略推進本部が作成する医療分野研究開発推進計画に基づいて医療分野の研究開発、その環境整備実施、助成などの業務を行う組織で2015年に設立されました。
森教授が担当する事業では、ニーズ由来で介護現場における生産性・介護の質の向上と共に高齢者の自立した生活維持に資するロボット介護機器の開発を支援します。また、安全性や効果評価等海外展開につなげるための環境整備を行います。
具体的には、移動介助、排泄支援、見守り・コミュニケーションといった重点分野6分野13項目及び感染症対策に対応する、ロボット介護機器開発支援(開発補助)および定量的な安全基準策定検討(安全基準ガイドライン策定)、海外展開等臨床評価ガイダンス策定等環境整備(海外展開等に向けた臨床評価ガイダンス等の策定)、事業で作成した成果の普及(開発成果普及)を実施します。
森教授は今回の就任について、『超高齢社会を迎える国際社会、特に課題先進国と言われる日本において、要介護者の急増への対応の一つとしてテクノロジーへの期待は大きい現状です。今回POとしてロボット介護機器の開発と実用化に向けた事業全体計画や課題進捗管理あるいは現地調査の職務を担当させていただくことで、これまでの大学における研究者あるいは産学協創推進支援での経験に加えて、今後の新しく「人のカラダを助ける工学」を志向して設立した機能デザイン工学科における研究教育活動や本学の社会連携や起業につながる形でも役立てるよう力を注ぎたいと考えています』と述べています。
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国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
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