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東京理科大学と大和総研が全学の教学データを集約するデータ分析基盤を Google Cloud 上に構築

東京理科大学 (教育DX推進センター) と株式会社 大和総研は、全学の教学データを集約するデータ分析基盤を Google Cloud 上に構築するとともに、分析モデルの開発を行いました。
本システムは、文部科学省「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン(Plus-DX)」に採択された「学修のPDCAサイクルを促進する教学データを用いた個別最適化フィードバックシステムの開発と教育環境整備」の取組み内容であり、「理工系総合大学の卓越した専門知識や教養をもとに、デジタル化時代に求められる21世紀型スキルを活用できる人材の育成」を目標に、教育のDX化(デジタルを活用した技術を教育に導入し、学修活動の効果の最大化を図る)を推進するものです。
学生が複眼的で柔軟な思考力と多様性を育めるよう、学生の能力を一つの物差しで測るのではなく、一人ひとりの個性や適性を見いだすことを目的として、成績や出席状況、将来の進路希望などさまざまな教学データを集め、総合的に検証してフィードバックすることを目指しており、「学生自身による学修のPDCAサイクルの確立」の更なる促進を図ることを目標としています。
詳細情報
東京理科大学:全学の教学データを集約するデータ分析基盤を Google Cloud 上に構築し、個別最適化した教育の実現へ
⼤和総研のデータサイエンティストが伴⾛し、学生に個別最適な学修アドバイスを実現するデータ分析基盤を構築
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