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本学教員らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載
本学教養教育研究院 神楽坂キャンパス教養部 松本 朋子講師、経営学部 ビジネスエコノミクス学科 岸下 大樹講師らの研究成果が『日刊工業新聞』に掲載されました。
松本講師、岸下講師らの研究グループは、アメリカでのオンライン調査から、自信過剰な人は自分の能力と比較して所得が低い理由が経済の不公平さにあると考える一方、それが所得格差是正や政府介入への支持にはつながらないという結果を得ました。
本研究の成果は、不平等の拡大と分極化が進む現代社会において、社会的対立を緩和する一助となると期待されます。
詳しくは掲載紙をご覧ください。
■ 掲載紙
『日刊工業新聞』2022年9月29日付 朝刊
電子版:https://www.nikkan.co.jp/articles/view/649694
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■ 本学プレスリリース(2022年9月21日)
「自信過剰」は不公平の認識を高めるが、格差是正への支持は高めない
~自認する能力と所得のギャップが政治的選好に与える影響について初の調査~
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20220921_5687.html
■ 松本講師のページ:https://www.tus.ac.jp/ridai/doc/ji/RIJIA01Detail.php?act=pos&kin=ken&diu=6fe3
■ 岸下講師のページ:https://www.tus.ac.jp/ridai/doc/ji/RIJIA01Detail.php?act=pos&kin=ken&diu=72a3
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