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本学学生が日本ソーシャルデータサイエンス学会2022シンポジウムにおいて研究発表奨励賞 優秀賞を受賞
本学学生が日本ソーシャルデータサイエンス学会2022シンポジウムにおいて研究発表奨励賞 優秀賞を受賞しました。
- 受 賞 者
- :
- 経営学部 経営学科 学部4年 古川 翔大
- 指導教員
- :
- 経営学部 経営学科 准教授 大江 秋津
- 受賞題目
- :
- 自動車産業における拠点の地理的要因が新技術導入に与える影響― 地理空間加重回帰分析による実証研究 ―
- 受賞内容
- :
- 日本ソーシャルデータサイエンス学会2022シンポジウム研究発表にて口頭発表した「自動車産業における拠点の地理的要因が新技術導入に与える影響― 地理空間加重回帰分析による実証研究 ―」が、研究発表奨励賞の優秀賞を受賞した。地理空間加重回帰分析により、日本の自動車メーカーの世界拠点間で移転される技術知識が経年的にアジアから欧米に移転される様子を可視化したことが評価された。
- 研究内容
- :
- 研究の目的は、完成車メーカー拠点における自動車製造のコアとなる技術知識の多様性と、海外拠点が現地で獲得する市場的知識の多様性が、海外拠点における新規技術の導入に与える影響とそのメカニズムが地理的要因により異なることを実証した。データは、トヨタ、ホンダ、日産の完成車メーカー3社が、19ヵ国に設ける90の車両生産拠点を対象とした。分析は、2010年から2015年までの6期540件のパネルデータによる多変量解析を行い、有意な結果を得られたモデルについて地理空間加重回帰分析を行った。多変量解析の結果、技術知識の多様性と市場的知識の多様性の両方が、拠点の新規技術導入を促進していた。また、地理空間加重回帰分析から、技術知識の影響の大きさは日本の近隣国から欧米へ経年的に移動している一方で、市場的知識は主に欧米での影響が大きいことを明らかにした。本研究は、組織学習理論と多国籍企業論への理論的貢献を行うとともに、海外拠点の新技術導入戦略に実務的貢献がある。
- 受 賞 日
- :
- 2022年3月12日
*所属/学年は受賞当時(2021年度)のものです。
■ 日本ソーシャルデータサイエンス学会2022シンポジウム
http://www.jsdss.org/event/694/
■ 大江研究室
研究室のページ:https://www.facebook.com/OeAkitsuLabo/
大江准教授のページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?7194

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