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「SCORE大学推進型(拠点都市環境整備型) T-UNITE ギャップファンド」に採択
早稲田大学を主幹とするプラットフォーム「Tokyo United Network for Innovation with Technology and Entrepreneurs(T-UNITE)」において、共同機関として参画する東京理科大学・東京農工大学・神奈川県立保健福祉大学のギャップファンドに本学からの提案が採択されました。
将来のベンチャー設立も視野に、今年度末にかけて実用化に向けた研究開発、市場調査等のPoC(Proof of Concept)活動を行っていきます。
【採択された提案】
- 研究代表者
- 中嶋宇史 理学部第一部 応用物理学科 准教授
- 課題名
- ヒトコネクションテクノロジーを用いた双方向型エンターテインメント配信システムの開発
- 概要
- 新型コロナウイルス感染予防対策のため、ライブイベントへの対面参加には強い制限が生じ、大部分のコミュニケーションがインターネットを通じて仮想的に行わざるを得ない状況となっている。本研究では、ニューノーマル時代の新しいコミュニケーションツールとして、IoTセンサの基幹技術である振動発電技術、人工知能による人間の動きの解析技術、を用いて人間の興奮や感動をセンシングし、さらなる感動の増幅を目的とした演出を組み合わせたヒトコネクションテクノロジーを開発する。これにより、従来ではライブ会場やバーチャルライブのみで個々に完結していた空間を、ライブとオンラインが一体となった新たな空間へと拡張し、新たな双方向エンターテインメント事業の創出に資する社会還元プログラムを推進する。
- 研究代表者
- 山本貴博 理学部第一部 物理学科 教授
- 課題名
- 地震による建築物破損診断システム&アプリケーションの研究開発と事業化
- 概要
- 本研究開発では、地震による建物の被害調査・損傷診断の迅速化・高度化・省人化を行うことで被災地の高レジリエンス化(迅速な復興計画)に貢献する新しい建築物損傷診断システムの研究開発とその事業化を進める。このシステムは、本学で開発を進めてきた研究シーズ「建物の制振ダンパーの発熱を高感度に感知するカーボンナノチューブ熱電センサー技術」に基づくものである。この技術により、被災地の建物の被害状況を瞬時に一斉把握・一括管理することが可能となり、
(1) 応急危険度判断
(2) 建物の被災認定(り災証明)
(3) 被災度区分判定
(4) 被災情報処理・復旧計画
などの期間が劇的に短縮され、避難所生活の短期化が期待される。
※早稲田大学からのリリースについて
https://waseda-poc.jp/news/621/
※本学が参加するイノベーションプラットフォームT-UNITEについて
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20210322_3123.html
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