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2021.04.20 Tue UP

本学学生及び大学院生らが日本薬学会第141年会 学生優秀発表賞(口頭発表の部、ポスター発表の部)を受賞

本学学生及び大学院生らが日本薬学会第141年会 学生優秀発表賞(口頭発表の部、ポスター発表の部)を受賞しました。

<学生優秀発表賞(口頭発表の部)>

受賞者
薬学研究科 薬科学専攻 博士課程2年 田井 優貴
指導教員
薬学部 生命創薬科学科 准教授 原田 陽介
受賞題目
Foxp3遺伝子欠損に伴うIgEの産生亢進と皮膚炎の発症機序の解明
内容
制御性T細胞は過剰な免疫応答から身を守る重要な細胞であり、その機能異常は様々な自己免疫疾患やアレルギー疾患の原因となることが知られている。本研究により、制御性T細胞の機能不全による皮膚炎発症機構の一端を明らかにした。
受賞日
2021年4月13日
受賞者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程2年 福原 慎ノ介
指導教員
薬学部 生命創薬科学科 教授 内呂 拓実
薬学部 生命創薬科学科 助教 田中 健太
受賞題目
Pyrrocidine Aの不斉全合成研究
内容
Pyrrocidine Aは2002年にWarner–Lambert社(現Pfizer社)のHeらにより、糸状性真菌LL-Cyan426から見出された多剤耐性菌にも有効な抗菌性物質である。本化合物は、既知の類縁化合物とは異なるA/B-cis型のデカヒドロフルオレン骨格に加えて、α,β-不飽和型のγ-ヒドロキシラクタムの一部を内包した高度に歪んだ13員環構造を有していることから、合成上の難易度が極めて高いと予想されており、その全合成の達成は未だ報告されていない。受賞者はデカヒドロフルオレン骨格上に存在する13位ケトン部位を立体選択的に還元しうる新たな方法を確立するとともに、独自に見出した条件下での分子内Ullmann型C-Oカップリング反応によって高度に歪んだ13員環構造の構築にも成功した結果、飽和ラクタム構造をもつ類縁体であるPyrrocidine Bの世界初の不斉全合成を達成した。今後、ラクタム部位の不飽和化を通じてPyrrocidine Aの全合成に繋っていくものと期待される。
受賞日
同上
受賞者
薬学部 薬学科 学部6年 大山 美咲
指導教員
薬学部 薬学科 教授 月本 光俊
受賞題目
放射線誘発細胞運動能亢進におけるカンナビノイド受容体とアデノシン受容体の連関の解明
内容
日本薬学会第141年会(2021年3月26日〜29日)において、放射線照射によるがん細胞の運動能亢進の新たなメカニズムについて口頭発表し、審査の結果、学生優秀発表賞を受賞した。(口頭発表の部 725審査演題中、81演題受賞)
受賞日
同上

<学生優秀発表賞(ポスター発表の部)>

受賞者
薬学研究科 薬学専攻 博士課程4年 伊藤 佳祐
指導教員
薬学部 薬学科 教授 鍜冶 利幸
受賞題目
TGF-β1によるカドミウムの内皮細胞毒性の増強とそのメカニズムとしての金属輸送体 ZIP8の発現誘導
内容
血液凝固線溶系を調節する血管内皮細胞に対するカドミウムの毒性が炎症性サイトカインTGF-β1によって増強されることを示しただけでなく、そのメカニズムが金属輸送体ZIP8の発現誘導にあること、さらにその誘導がALK5-Smad2/3シグナル経路に介在され、このうちSmad3経路による誘導にはp38 MAPKの活性化が一部関与することを明らかにした。
受賞日
2021年4月13日
受賞者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程2年 帆保 航
指導教員
薬学部 薬学科 教授 東 達也
受賞題目
6種のGirard型試薬を用いた副腎静脈血清中アルドステロンの6検体一括LC/ESI-MS/MS定量法の開発
内容
帆保 航君が日本薬学会第141年会(2021年3月26日〜29日)において研究成果を発表し、研究内容、プレゼン方法等の審査項目で高評価され、学生優秀発表賞を受賞した(ポスター発表の部、607審査演題中、66演題受賞)。本研究は原発性アルドステロン症の治療方針決定において、副腎静脈6支脈から採取された血清中のアルドステロンを1回のLC/ESI-MS/MS運転で定量する手法に関するもので、腫瘍部位の特定に役立つと期待される。
受賞日
同上
受賞者
薬学研究科 薬科学専攻 修士課程1年 村江 真奈
指導教員
薬学部 薬学科 教授 野口 耕司
受賞題目
新型コロナウイルスのスパイク蛋白質変異体の機能評価
内容
新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスSARS-CoV-2の表面抗原 スパイク蛋白質は、受容体結合ドメイン(Receptor binding domain: RBD)を介して標的細胞上のACE2 (Angiotensin-converting enzyme 2)と結合し、ウイルスと細胞の接着と細胞膜融合を誘導する。本研究では、スパイク蛋白質にアミノ酸変異を導入し、その機能に重要なアミノ酸部位を培養細胞系を用いて検討した。その結果、SARS-CoV-2のスパイク蛋白質のRBDに1箇所アミノ酸変異を持つもので、Syncytia formation などの細胞変性効果やシュードタイプウイルスの感染力が顕著に消失したものを同定した。この変異体の解析から、ウイルス感染メカニズムのさらなる解明と感染阻害剤の開発に貢献するものと期待される。
受賞日
同上
受賞者
理工学研究科 応用生物科学専攻 修士課程1年 河村 幸汰
指導教員
理工学部 応用生物科学科 教授 倉持 幸司
お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 講師 大金 賢司
受賞題目
HMG-CoA還元酵素の分解を誘導する SR-12813 誘導体の構造活性相関研究
内容
ビスホスホネートエステルである SR-12813 はコレステロール生合成の律速酵素の一つである HMG-CoA 還元酵素(HMGCR)に分解を誘導することでコレステロール合成を阻害する。この化合物は、HMGCRの触媒ドメインではなく膜貫通ドメインを標的として、分解を誘導するという興味深い作用機序を持つ。本研究でSR-12813の誘導体の合成と活性評価に取り組んだ結果、構造活性相関を明らかにすると共に、より高活性の化合物を創製することに成功した。本研究成果は、より副作用の少ない抗コレステロール血症の治療薬の開発に貢献できる。
受賞日
同上

■公益社団法人 日本薬学会
https://www.pharm.or.jp/
■日本薬学会第141年会 学生優秀発表賞 受賞者
https://confit.atlas.jp/guide/event/pharm141/static/prize?lang=ja

■原田准教授
大学公式ページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?33BB

■内呂教授
大学公式ページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?2C63

■田中助教
大学公式ページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?72E4

■月本教授
大学公式ページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?4D1D

■鍜冶研究室
研究室のページ:https://www.rs.tus.ac.jp/kaji-lab/
鍜冶教授のページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?6347

■東教授
大学公式ページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?64DD

■野口教授
研究室のページ:https://tus-yakugaku-noguchi-lab.jimdosite.com/
野口教授のページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?72C2

■倉持研究室
研究室のページ:https://www.rs.tus.ac.jp/kuramoch/
倉持教授のページ:https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?3bd3