2020.05.28 Thursday

東京理科大学における研究活動再開に向けた指針

2020年5月28日

教職員及び学生各位

研究推進機構長

 新型コロナウイルス感染症拡大の困難な状況の中で、本学の教育・研究を維持するために奮闘されてきた教職員・学生の皆様のご努力に感謝申し上げます。首都圏の緊急事態宣言が解除されたことから、6月1日より研究活動を段階的に再開いたします。しかし今後複数回の感染症拡大が繰り返される可能性が高く、また将来の新たな感染症に対する予防の観点から、研究活動における感染症拡大を予防すると共に感染症の流行期にも安全に一定の研究活動を継続するための「新しい研究活動様式」の確立が求められます。新型コロナウイルス感染症拡大は研究活動や学生への教育、コミュニティに大きな影響を及ぼしました。しかし、この経験を通して確立する新しい研究活動様式や社会変容は、研究の新たな展開と価値の創造につながる可能性を持ちます。感染症拡大の防止及び学生や教職員等自身の健康に十分に配慮したうえで研究活動を再開いただけるようご理解とご協力をお願いいたします。

1. 今後の研究活動について
・本学では引き続き感染拡大防止に対して配慮しながら、研究活動維持に必要な教職員や学生等の施設内への立ち入りを認め、研究活動を段階的に再開することとします。
・各研究室における研究は、「新しい生活様式」における在り方を前提とし、従来以上の成果が出るような活動を模索します。
・国際共同研究については、当面は遠隔システム等を活用した手段で実施し、研究の継続を図るとともに、新しい研究のスタイルを模索します。

2. 大学としての支援方針
大学として、研究活動を安心して再開できるよう、全面的に支援していきます。
1)安心して研究に取り組むための支援
・大学では、衛生環境面に配慮し、消毒液やマスク等、教員、学生の感染拡大防止のための必要物資の確保、供給に向けて取り組みます。
・三密を避け、ウイルス感染を防止するための環境を確保するため、設備や施設の柔軟な運用について検討します。
・本学の新型コロナ関連研究について、情報を一元的に集約し、大学としての戦略を検討することを目的として、研究推進機構の下に設置した「新型コロナウイルス研究推進タスクフォース」で本学の新型コロナウイルス関連の研究情報を一元化するとともに、研究戦略・産学連携センターを事務局として、スピード感を持った研究支援を実施します。

2)研究を再開、維持するための支援
・産学官連携を進めるため、遠隔システム等を活用して研究戦略・産学連携センターによる継続的な研究支援を実施します。
・企業等に対し、本学ホームページ等により本学の研究活動再開を周知し、引き続き産学連携の構築に取り組むことで、研究費の確保に向けた支援を行います。
・若手研究者及びポストドクトラル研究員への重点的な支援を継続します。そのため、雇用の維持、産学官連携や国際連携における遠隔システムを活用した効果的なコミュニケーション等により、安心して研究活動に集中し、研究成果が生み出せる研究環境の整備を進めるようさらに検討していきます。

3. 研究再開に向け留意するポイント
各研究室における研究活動を再開するにあたり、新型コロナウイルス感染の拡大を防止するため、3つの条件(換気の悪い密閉空間、多くの人が密集、近距離での会話や発話)が重なることを徹底的に回避し、また遠隔システムを活用した研究活動、打合せ等を最大限実施してください。
また、共同研究契約等に基づく外部研究者の立ち入りについてもこれらに準ずることとします。

1)研究室等での活動(学生等の研究室活動を含む)について
・東京理科大学「新型コロナウイルスへの対応方針」に従って自身の健康管理を行い、体温が37.5℃以上、もしくは具合が悪い場合の立ち入りを禁止すること。
・十分な対人距離を確保すること。目安として、2m以上(最低1m)とする。
・会話する場合は、可能な限り真正面を避けること。
・水と石けんによる手洗いを徹底すること。
・入口及び施設内に手指消毒設備を設置し、またマスクの着用を義務付けること。
・施設の換気を行うこと。実験等の性質も考慮しつつ、換気設備(ダクト)を常時運転する、2つの窓と扉を同時に開ける、扇風機等による強制換気などを実施すること。
・多くの人が触るものを極力消毒すること。
・会議は極力、遠隔システムを活用して実施すること。

2)実験施設・設備の利用について
・実験施設・設備の利用は最低限に留めること。
・「三つの密」を避けるための運転計画、施設利用スケジュール、研究員のシフト体制を構築し、施設内の密を避けつつ、短時間の実験を継続する等の対策を講ずること。
・研究設備や備品について、端末操作画面やスイッチ、ドアノブ、机やテーブルなど複数の人の手が触れる場所を必要に応じて消毒すること。また、実験等の性質も考慮しつつ、ドアを常時開放するなど、人の手が触れる場所を少なくすること。
・安全管理等の理由により、複数の人が同時に操作を行う必要がある研究施設や設備等においては、マスクの着用、フェイスシールドの着用、またはアクリル板・透明ビニールカーテン等による遮蔽等の措置を行うこと。

研究室の再開にあたっては、別紙のチェックリストにて必要事項の確認を行うこと。

以上

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