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本学教員の研究成果について毎日新聞が紹介
本学理工学部 教養の菅野賢治教授が行った、第二次大戦中、外交官の杉原千畝が発給した「命のビザ」で避難したユダヤ人の実数を推定する研究を、毎日新聞が紹介しました。
菅野教授は、約6,000人のユダヤ人が救われたとされていた杉原ビザについて、数字の「独り歩き」に疑問を抱き、資料や記録に基づき実数を推定する研究を始めました。当時の客船の乗客名簿など計11の資料を入手し、リストの人名と一つずつ照合し、足取りを追った結果、杉原ビザの効力は実証レベルで1,800人強であったとしています。
菅野教授は、「杉原ビザの効力のみを強調するのではなく、ユダヤ難民の様々な命運に思いを馳せることによって真に国際的な水準の研究に繋がる」と述べています。
詳しくは掲載紙をご覧ください。
■掲載紙
『毎日新聞』
2020年1月 8日付夕刊 電子版 : https://mainichi.jp/articles/20200108/dde/014/040/003000c
2020年1月22日付夕刊 電子版 : https://mainichi.jp/articles/20200122/dde/014/040/009000c
命のビザ80年 杉原千畝研究
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