理学部第二部 Faculty of Science Division II

ライフスタイルにあわせて理学を学ぶ

社会人に対する理学のリカレント教育も推進

現代は様々なライフスタイルで生活する時代。理学部第二部では夜の時間帯に数学、物理学、化学を学ぶことが可能で、自らのライフスタイルにあわせた学びができます。しかも昼間学部と比べて学費が低廉で勉学しやすいというメリットもあります。

学生の皆さんは朝は混雑した電車に乗ることなく明るい陽射しの中で自習したり、学部が用意する就業学修サポート制度で働いて学費や生活費を得たりしています。社会人学生の皆さんは専門性を活かす仕事(企業の技術者、ソフトウェア開発者、医師、医療技師、高校教員、大学教員、公務員など)に就き、夜の時間帯に集中して理学を学んでいます。その中には、自ら起業した学生もいます。

夜間学部とはいえ教育内容は昼間学部と変わりなく、本格的な理学教育が行われます。卒業生は技術者や中学校・高校教員として活躍しています。理学部第一部および第二部の教員が主な構成員となっている東京理科大学大学院理学研究科や他大学の大学院に進学する学生も多数います。社会人学生の皆さんは本学で学んだ理学の知識を自らの専門分野に応用し更に高度な仕事を行っています。

概要図

DEPARTMENTS 学科

MESSAGE 学部長メッセージ

最近、わくわくする瞬間はありますか。

私が科学の道を志したのは、子どもの頃に夢中になって観ていたSFアニメや映画の中で活躍する科学者たちに憧れたことが大きなきっかけでした。新しい仕組みを考え、形にしていくことが好きで、今も学生とともに研究・教育活動に取り組みながら、その楽しさを日々実感しています。

理学における研究の使命のひとつは、「新しくて面白いことを見つけること」です。すぐに役立つかどうかは分からなくても、大学ではルールに従いながら、純粋な知的好奇心に従って挑戦することが許されていますし、むしろ奨励されています。「面白いことをやりたい」という気持ちを存分に伸ばせるのが大学なのです。

理学部第二部(以下、理二)は、理科大創設当初の姿を色濃く残す伝統的な学部であると同時に、非常にユニークな存在です。その創設の物語は映画化してもよいほどドラマティックで、詳しくは馬場錬成著『物理学校』(中公新書ラクレ)に記されています。理二の特徴をひと言で表せば、「理科好きのあなたが本当に面白いと思うことに挑戦できる場所」であるということです。

授業は夕方から始まるため、平日の日中を自分のスタイルに合わせて活用できます。就労やボランティア活動、趣味の追究や自主研究など、可能性は広がります。施設やサービスを昼間に活用するメリットも大きく、キャンパスは都心の利便性に優れた立地にあります。

また、理二の学生は昼間学部と同じ教育リソースを利用できます。理科大は理系総合大学として、理系分野の図書やオンラインジャーナルが非常に充実しており、多数の検索データベースや数学・情報・化学・生物系の各種ソフトウェアも大学契約で利用可能です。これらの環境は他大学からもしばしば羨ましがられるほど恵まれています。

近年は生成AIをはじめとするAI技術の発展が著しく、専門外のことを調べるハードルは急速に下がっています。とはいえ、AIを有効に活用するには「やりたいこと」が出発点であり、その基盤となる基礎知識や幅広い教養が欠かせません。こうした素養を持つ人がAIを使いこなしたとき、成果の差は大きく広がるでしょう。理科大では全学的に情報教育の機会を設けており、理二の学生も「データサイエンス教育プログラム」などを受講できます。

自分の「やりたいこと」を見つけ、それに本気で取り組んでみたい方にとって、理二は最適の場です。学びの環境、自由に使える時間、そして経済的にも学びやすい制度が整った理二で、未来へ向けた第一歩を踏み出してみませんか。

学部長写真
理学部第二部 学部長 佐竹 彰治
プロフィール
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