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2025.08.08 Fri UP
日本薬学会第145年会(福岡)において本学大学院生らが学生優秀発表賞(口頭発表、ポスター発表)を受賞
掲載:2025年5月30日
更新:2025年8月8日
日本薬学会第145年会(福岡)において本学大学院生らが学生優秀発表賞(口頭発表、ポスター発表)を受賞しました。
<学生優秀発表賞(口頭発表)>
- 受賞者
- :
- 薬学部 薬学科 6年 林 侑(2024年度卒業)*
- 指導教員
- :
-
薬学部 薬学科 教授 斎藤 顕宜
研究推進機構 生命医科学研究所 教授 松島 綱治
研究推進機構 生命医科学研究所 准教授 寺島 裕也
薬学部 薬学科 講師 山田 大輔 - 受賞題目
- :
- 嫌酒薬ジスルフィラムはアストロサイトのFROUNTを介して疼痛を制御する
- 内容
- :
- 日本薬学会 第145年会において、アルコール依存症治療薬DSFはアストロサイトに発現するFROUNTを阻害することで各種疼痛モデルに対して鎮痛効果を示す可能性が示唆、新規作用機序を有する新たな難治性疼痛治療薬となることが期待されることを口頭発表して、この研究内容および発表が高く評価された。
- 受賞日
- :
- 2025年4月25日
- 受賞者
- :
- 薬学研究科 薬科学専攻 修士課程2年 小堀 愛仁
- 指導教員
- :
-
薬学部 薬学科 教授 西川 元也
薬学部 生命創薬科学科 准教授 草森 浩輔
薬学部 薬学科 助教 板倉 祥子 - 受賞題目
- :
- ホスホロチオアート修飾および自己ゲル化を介するCpGオリゴデオキシヌクレオチドの免疫賦活化作用の増強
- 内容
- :
- ホスホロチオアート修飾および自己ゲル化を介するCpGオリゴデオキシヌクレオチドの免疫賦活化作用の増強に関する研究内容が高く評価され、日本薬学会第145年会において受賞に至った。
- 受賞日
- :
- 同上
- 受賞者
- :
- 創域理工学研究科 先端物理学専攻 修士課程2年 坂巻 天斗
- 指導教員
- :
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創域理工学部 先端物理学科 教授 金井 要
創域理工学部 先端物理学科 講師 堤 潤也 - 受賞題目
- :
- 電気二重層変調イメージングによるタイトジャンクションのミクロな透過性の可視化
- 内容
- :
- 生物には、細菌等の有害物質を排除するバリア機能として、細胞間に隙間なく継目を形成する仕組みが備わっており、これをタイトジャンクション(TJ)と呼ぶ。TJ の物質透過性は、ドラッグデリバリーや病理学の重要指標として、従来、経上皮電気抵抗(TEER)測定によって評価されてきた。しかし、TEER は広範囲にわたって平均化された情報しか得られないため、TJ のミクロな物質透過性については理解が進んでいない。このような背景の下、当該学生は、イオンの二次元空間分布を可視化する電気二重層変調イメージング(EDLMI)法を用いたバリア透過性の可視化の研究を推進しており、実際に光学顕微鏡像では観察することができないTJの開口を観察することに成功している。今回の受賞はその先進的な技術開発に対するものである。
- 受賞日
- :
- 同上
<学生優秀発表賞(ポスター発表)>
- 受賞者
- :
- 薬学部 薬学科 6年 寺下 千晶
- 指導教員
- :
-
薬学部 薬学科 教授 斎藤 顕宜
薬学部 薬学科 教授 羽田 紀康
薬学部 薬学科 講師 山田 大輔 - 受賞題目
- :
- 群飼育社会的敗北ストレスマウスのIBSモデル動物としての妥当性評価
- 内容
- :
- 日本薬学会 第145年会において、SDSマウスのIBSモデル動物としての表面妥当性および予測妥当性が示唆されたことをポスター発表して、この研究内容および発表が高く評価された。
- 受賞日
- :
- 同上
- 受賞者
- :
- 薬学部 薬学科 6年 濵田 実花
- 指導教員
- :
-
薬学部 薬学科 教授 羽田 紀康
薬学部 薬学科 教授 斎藤 顕宜
薬学部 薬学科 講師 山田 大輔 - 受賞題目
- :
- 群飼育社会的敗北ストレスマウスのIBSモデル動物としての妥当性評価
- 内容
- :
-
日本薬学会 第145年会において、郡飼育社会的敗北ストレス(gSDS)モデルマウスのIBSモデル動物としての有用性を示し、治療薬である桂枝加芍薬湯の効果を発表した。
本研究によりgSDSモデルマウスは下痢型IBS様症状を呈し、桂枝加芍薬湯がその症状を改善することを明らかにした。そして、その効果には配合生薬の一つである芍薬の配合量や、他の配合生薬による相互作用が生じていることが示唆された。 - 受賞日
- :
- 同上
- 受賞者
- :
- 薬学研究科 薬科学専攻 修士課程1年 新井 椋介
- 指導教員
- :
-
薬学部 薬学科 教授 高橋 秀依
薬学部 薬学科 助教 中村 佳代 - 受賞題目
- :
- 大麻抽出物を識別する新規呈色試薬の合成とメカニズムの解明
- 内容
- :
- 近年、特に若年層での大麻の乱用拡大が社会問題となっています。実際の取締現場では、捜査機関等は法規制成分を迅速に見分ける必要がありますが、現在の手法では偽陽性が多いことが課題です。本研究では、大麻抽出物と4-アミノフェノールとの反応を利用し、法規制成分(THC、HHC等)と精神作用のない成分(CBD、CBN、CBDA等)を色で区別できる新たな呈色試薬の開発に取り組み、いくつかの有力な呈色試薬の合成に成功しました。さらに、4-アミノフェノールとの反応における着色の原因物質を、初めて単離、構造決定し、反応メカニズムを推定しました。これらの結果は今後の呈色試薬の開発に有力な情報であり、実際の操作を円滑にして社会貢献できることが期待できるため、学生優秀発表賞の受賞に至りました。
- 受賞日
- :
- 同上
- 受賞者
- :
- 薬学研究科 薬科学専攻 博士2年 岡田 律輝
- 指導教員
- :
-
薬学部 薬学科 教授 斎藤 顕宜
薬学部 薬学科 教授 西川 元也
薬学部 生命創薬科学科 准教授 草森 浩輔
薬学部 薬学科 講師 山田 大輔
薬学部 薬学科 助教 板倉 祥子 - 受賞題目
- :
- 抗がん剤による口内炎治療を目的としたGGsTop®内包温度応答性ポリマー製剤の開発
- 内容
- :
- 日本薬学会 第145年会において、体温付近でゲル化するPLGA-PEG-PLGAトリブロックコポリマーを用いた場合、GGsTop®の放出抑制と潰瘍面積の減少が見られ、新たな製剤としての有用性が示唆されたことをポスター発表して、この研究内容および発表が高く評価された。
- 受賞日
- :
- 同上
*所属・学年は受賞時(2024年度)のものです。
関連リンク
受賞者一覧
日本薬学会第145年会(福岡)
西川研究室
研究室のページ
西川教授のページ
板倉助教のページ
斎藤研究室
研究室のページ
斎藤教授のページ
山田講師のページ
羽田研究室
羽田教授のページ



