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2025.03.03 Mon UP
電力系統技術委員会において本学大学院生及び学生が奨励賞を受賞
電力系統技術委員会において本学大学院生及び学生が奨励賞を受賞しました。
- 受賞者
- :
- 創域理工学研究科 電気電子情報工学専攻 修士課程1年 北村 武尊
- 指導教員
- :
-
創域理工学部 電気電子情報工学科 准教授 近藤 潤次
- 受賞題目
- :
- 自律負荷制御による系統周波数調整の実証実験及び数値解析
- 内容
- :
- 電力系統において、太陽光発電や風力発電のような出力変動電源の導入比率が増加すると、需要と供給のバランスを維持するのが困難になり、周波数が基準値(東日本50Hz、西日本60Hz)から変動する問題がある。この需給調整難の対策として、需要側である負荷の消費電力を調整することでバランスを維持する負荷制御がある。系統運用者との通信を介さずに、負荷が自ら測定した系統周波数に基づいて消費電力を調整する自律負荷制御を研究している。実験室規模の小規模系統を用意し、自律負荷制御の周波数変動抑制効果を検証した。なお、急峻な周波数変動に対応するために、周波数偏差に加えて、周波数変化率に応じて消費電力を調整させ、応答速度を調べた。さらに、MATLAB/Simulinkにより実験システムをモデリングした数値解析を行ったので、これらの結果を報告する。
- 受賞日
- :
- 2025年3月1日
- 受賞者
- :
- 工学部 電気工学科 4年 元木 葵
- 指導教員
- :
-
工学部 電気工学科 教授 山口 順之
- 受賞題目
- :
- 二段階確率計画法によるプロシューマの水素貯蔵と再エネの投資運用計画最適化
- 内容
- :
- 本研究では、電力市場への売買の選択肢を加え運用時の不確実性を考慮した再エネと水素貯蔵の設備投資運用計画を二段階確率計画法として定式化し、最適化する手法を提案する。 計算時間短縮のため、列制約生成法(C&CG、 column and constraint generation method)を実装し、数値実験により提案手法の特徴を把握した。
- 受賞日
- :
- 同上
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電気学会 電力系統技術委員会


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