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【開催報告】東京理科大学と葛飾区との連携事業講演会
「筋活・骨活で健康増進~測定を通して健康増進につなげよう~」(12月4日)
2024年12月4日(水)に、葛飾キャンパス体育館1階アリーナにおいて、葛飾区のシニア層を対象とした東京理科大学と葛飾区との連携事業講演会を開催し、教養教育研究院葛飾キャンパス教養部の守田優子講師が「筋活・骨活で健康増進~測定を通して健康増進につなげよう~」をテーマに講演しました。
守田講師の専門は健康科学、スポーツ科学及び睡眠学で、アスリートの至適睡眠時間と睡眠不足症候群に関する研究や高齢者不眠における運動の効果についての研究などをテーマにしており、本学においては健康スポーツ(実技)、健康・スポーツ科学等の授業を担当しています。
初めに、参加者が骨密度や体組成(筋量・脂肪量)の測定を行いました。参加者は医療施設や大学等の研究機関で臨床検査・健康指導などに使用されている本格的な機器での測定を体験し、各自が受け取った測定結果を見てこれから始まる講演への期待感を高めていきました。
守田講師による講演は、「①加齢に伴う健康問題(なぜ筋活?骨活?)」、「②測定データの見方」、「③筋活・骨活の実践」の構成で行われました。
まず、「サルコペニア」「ロコモ(ロコモティブシンドローム)「フレイル」の3者の相関について概念図、写真及びグラフを用いて解説し、シニア層の健康維持の重要性について説明しました。引き続いて測定データの見方について筋量と脂肪量の類型と理想型、骨密度と骨塩量の加齢等に伴う減少と維持に係わる生活習慣について説明しました。
まとめとして、高齢者の健康維持向上のための筋活・骨活の実践について、研究論文からの引用も交えてその効果を紹介し、日常の生活の中でできる運動方法を守田講師が実演紹介し、活発な質疑応答を経て講演は盛況のうちに終了しました。
参加者からは「筋肉や骨密度について考えるいい機会になった」、「講演に参加して大変勉強になりました。日常生活に活かそうと思いました」などの感想が寄せられました。
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