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国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)事業「さくらサイエンスプログラム」による、インドネシア、ベトナム、中国との共同研究実施について
2024年7月21日(日)から7月27日(土)まで、本学理学研究科 物理学専攻 趙研究室が中心となり、インドネシア(インドネシアイスラム大学)から3名、ベトナム(ベトナム国家大学ハノイ校)から2名、中国(天津商業大学)から3名の学生及び引率教員を招へいし、『ウニ状酸化チタンの作製と光触媒性能の向上に関する研究』を実施しました。
7月23日(月)から7月25日(木)にかけて、研究室内でウニ状酸化チタンの合成を行いました。通常、粒状の結晶である酸化チタンをウニ状に変化させるためには特殊な工程が必要です。このような特殊な工程を実際に共同実験して理解しながら、結晶構造や光触媒性能についての議論を行いました。招へい者からは、「酸化チタン粉末をウニ状にして光触媒性能を高める手法は、光触媒としての使用用途以外にも有用な手法であり、非常に興味深い研究だ。」との声が聞かれました。
また、7月25日(木)には、趙新為教授、村山真理子助教と研究室所属の学生及び招へい教員・学生が各自の研究紹介を行い、お互いの研究への理解と親睦を深めました。この他、日本科学未来館訪問、本学卒業生が勤務する会社見学、意見交換会及び留学説明会も行いました。
本プログラムの実施背景:東南アジア及び中国との科学技術共同研究に寄与するため、インドネシア、ベトナム、中国の3か国から関係者を招へい・交流を行う計画がJSTさくらサイエンスプログラム事業に採択され、実施したものです。




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