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鞆 達也教授の研究成果が日刊工業新聞に掲載
教養教育研究院 神楽坂キャンパス教養部 鞆 達也教授の研究成果が日刊工業新聞に掲載されました。
本研究は東京大学、理化学研究所、早稲田大学との共同研究により行われ、藻類から光合成活性を持つ葉緑体を取り出し、ハムスターの培養細胞内に移植することに成功しました。移植した葉緑体は、少なくとも2日間はハムスター培養細胞内で光合成活性を保持していました。
今回開発した葉緑体移植法は、従来の導入機械や物理的手法を用いずに、動物細胞内に葉緑体を導入できる利点があります。
今回開発した葉緑体移植法は、光合成能を持たない動物細胞に一時的に光合成能を付与できる技術であり、光合成可能な動物細胞を作製するための重要な基盤技術になります。
詳細は掲載紙をご覧ください。
掲載紙
日刊工業新聞 2024年10月31日付朝刊
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本学プレスリリース
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