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2024.11.05 Tue UP

第151回日本薬理学会関東部会において本学大学院生がYoung Investigator Awardを受賞

第151回日本薬理学会関東部会において本学大学院生がYoung Investigator Awardを受賞しました。

受賞者
先進工学研究科 生命システム工学専攻 修士課程2年 進藤 あす夏
指導教員
先進工学部 生命システム工学科 教授 瀬木(西田) 恵里
受賞題目
3番染色体欠損モデルマウスにおける行動表現およびASD様関連行動との共通分子メカニズムの探索
内容
ヒト3番染色体p腕の欠損を特徴とする3番染色体欠損症候群の患者では、自閉症スペクトラム(ASD)様行動がしばしば観察される。また、この症候群に関連する3つの遺伝子、CHL-1、CNTN6、CNTN4はASDリ スク遺伝子でもある。このことから、3番染色体欠損症候群とASDは共通の病態メカニズムを持つ可能性が示唆されている。しかし、これまで3番染色体欠損症候群を再現する有用なモデルマウスはおらず、詳しい関連性は明らかにされていない。本研究では3番染色体末端領域に位置する3つの遺伝子を同時に欠損させたトリプルノックアウトマウス(3pTKO)を用いて、3pTKOマウスの行動表現を明らかにするとともに、ASD様関連行動を引き起こす共通分子メカニズムについて検証を行った。3pTKOマウスでは社会性の低下と海馬歯状回での活動度低下を示すことを明らかにし、ASD様関連行動を引き起こす原因になりうることが示唆された。
受賞日
2024年10月12日

関連リンク
受賞者一覧
日本薬理学会関東部会

瀬木(西田)研究室
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