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2024.10.30 Wed UP
【開催報告】「『富士山観測』~日本気象学の礎を築いた中村精男と和田雄治~」
「近代気象学の先駆者・中村精男:吉田松陰と松下村塾の影響を踏まえて」(10/26)
10月26日(土)「『富士山観測』~日本気象学の礎を築いた中村精男と和田雄治~」関連イベントとして大島商船高等専門学校 牛見真博教授をお招きし、「近代気象学の先駆者・中村精男:吉田松陰と松下村塾の影響を踏まえて」というタイトルで講演していただきました。
中村精男がフランス語を学ぶことになった経緯や、松下村塾から物理学、さらには気象学の道へと進んだ理由について、当時の時代背景を踏まえて詳しくお話しいただきました。
参加者アンケートでは、「松下村塾や明治時代の教育について新たな発見があり、貴重な機会となりました」「明治時代における気象学の位置付けがよく理解できました」と、わかりやすい講演が好評を得ました。また、参加した学生スタッフからも、「吉田松陰は有名ですが、亡くなった後も中村精男が慕うほどの存在だったことに驚きました。和田雄治も藩校に通っており、彼も気象学や海洋学の分野に進んだ理由がつながりました」「松下村塾の“学びたい意欲のある人間には身分に関わらず教える”という理念が、馬島甫仙や中村精男を通じて東京物理学校の理念へとつながっていく話を聞き、人の歴史の奥深さを感じました」と、今後の企画展の解説・案内につながる貴重な機会となりました。
企画展の最後の関連イベント、参加者募集中です。見学も兼ねて、ぜひ奮ってご参加ください。
- 日 時
- 11月9日(土) 15:00~16:00
- タイトル
- 富士山での大気観測
- 講 師
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三浦 和彦
東京理科大学理学部第一部物理学科 嘱託教授
NPO法人富士山測候所を活用する会 理事長 - お申し込み
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