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【開催報告】東京理科大学と葛飾区との連携による公開講座「葛飾の農業の記憶と未来」(8/23)
2024年8月23日(金)に、葛飾キャンパス講義棟2階201教室において、東京理科大学と葛飾区との連携による公開講座「葛飾の農業の記憶と未来」を開催しました。講師は教養教育研究院葛飾キャンパス教養部の宇田川彩講師が担当し、ゲストとして水元地域で江戸時代から先祖代々続く農家である木下憲明様をお招きしました。
宇田川講師の専門は文化人類学で、南米や中東での豊富なフィールドワークの経験があり、世界に住むユダヤ人の文化や記憶を調査研究し、本学においてはスペイン語、文化人類学等の授業を担当しています。
初めに、講師とゲストの自己紹介があり、更に宇田川講師から文化人類学におけるフィールドワークの解説と、本学1年生対象授業「教養演習」で取り上げた葛飾・金町の農業及び街の発展や歴史に係るフィールドワークの内容を、金町周辺の現在の地図や古地図などを駆使して、木下様にも補足いただきながら、説明を行いました。
その後、参加者が持ち寄った写真や資料で葛飾の農業や田園風景などを4名程度のグループで話し合い、各グループで共有した内容をそれぞれ発表し、宇田川講師と木下様の解説を加えて更に深掘りしました。
最後に宇田川講師による木下様へのインタビュー形式で、代々続く農家としてのお話、葛飾ならではの農業の特徴、柴又にある葛飾元気野菜直売所での地元野菜の新鮮さや美味しさ、区民農園への取組み、地球温暖化による農業への影響など、葛飾における農業の過去から将来のことまで多岐にわたる話題が取り上げられ、講座は盛況のうちに終了しました。
参加者からは「歴史ある農家の方の貴重なお話がとても感慨深かった」、「大学生の時の授業を思い出して楽しく受講できた」、「地球温暖化による新たな農業改革が必須という重要な課題が印象に残った」などの感想が寄せられました。


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