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2024.03.04 Mon UP

本学教員が共同研究で携わったX線天文衛星XRISMが定常運用へ移行、本格的なX線天体観測が開始

2023年9月7日に打ち上げられたX線天文衛星「XRISM」が定常運用へ移行し、本格的なX線天体観測が開始されました。

宇宙空間を満たす高温プラズマや活動的な天体の様子を、XRISM衛星は広大な視野と超精密分光で観測します。

東京慈恵会医科大学・東京理科大学第7回合同シンポジウムを開催(2/10開催報告)
図1: XRISMが搭載する軟X線分光装置(Resolve)で取得されたペルセウス座銀河団のX線スペクトル。背景の画像は観測領域付近のX線・可視光・電波の合成画像。中央は銀河団の中心にある銀河NGC 1275。右上の四角で囲った部分は6keVから7keVのスペクトルの拡大図。
クレジット:  JAXA/NASA/CXC*/IoA**/A.Fabian et al./NRAO/VLA/G. Taylor/ESA/
Hubble Heritage (STScI/AURA)/Univ. of Cambridge
(* Chandra X-ray Center, ** the Institute of Astronomy in Cambridge, UK)
東京慈恵会医科大学・東京理科大学第7回合同シンポジウムを開催(2/10開催報告)
図2: 超新星残骸SN 1006のX線と可視光の合成画像。
X線画像はXRISMが搭載する軟X線撮像装置(Xtend)で取得された。
クレジット: X線:JAXA/可視光:DSS*** (*** The Digitized Sky Survey)

本学からはXRISM衛星に検出器開発や運用および科学検討で貢献いたしました。
広い視野を持つ軟X線撮像検出器Xtendの共同開発では創域理工学部 先端物理学科の幸村 孝由教授、理学部第一部 物理学科の小林 翔悟講師、および創域理工学研究科 先端物理学専攻の大学院生と創域理工学部 先端物理学科の4年生が参加しています。
精密分光可能な軟X線分光器Resolveの共同開発には創域理工学部 先端物理学科の内田 悠介助教が参加しています。
また、理学部第⼀部 物理学科 松下 恭子教授がプロジェクトサイエンティストとして参加しています。

本学教員および大学院生・4年生らはXRISM衛星打ち上げ直後から、衛星の運用に携わり、観測装置の健全性や観測データ処理の確認をJAXAを中心とした日本の研究者や海外の研究者とともに行ってきました。
これらの健全性の確認が完了したことから、衛星本来の目的である天体観測が始まりました。
これからたくさんの科学的成果が創出され得ることが期待されます。

定常運用となり本格的な科学観測が始まったことを受け、3/5-3/8に本学神楽坂キャンパスにてXRISM衛星に携わる全世界の科学者が一堂に会する会議が行われます。
200名以上が集まり、これまでの観測結果やこれからの観測に関して活発な議論を行います。

定常運用移行について、詳細はJAXAプレスリリースをご覧ください。
X線分光撮像衛星(XRISM)の定常運用移行および初期科学観測データ公開について(日本語)
X-ray Imaging and Spectroscopy Mission (XRISM) transition to nominal phase and release of early observation data(英語)

幸村研究室
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内田助教のページ

松下研究室
松下教授のページ
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