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国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)事業「さくらサイエンスプログラム」による、インド、フィリピン、ベトナムとの共同研究実施について
掲載:2023年9月25日
更新:2024年1月17日
2023年9月5日(火)から9月16日(土)まで、本学理学研究科 物理学専攻 梅村研究室が中心となり、インド(VIP-AP大学)から3名、フィリピン(ミンダナオ州立大学イリガン工科大学)から4名、ベトナム(ベトナム国家大学ハノイ校)から3名の学生と研究員及び引率教員を招へいし、『天然ナノ多孔質シリカを用いた安全安心な酵素デバイスの作製』を実施しました。
9月5日(火)から9月7日(木)の期間は、梅村和夫教授と研究室所属の学生及び招へい教員・学生が各自の研究紹介を行い、共同研究を行う前段としてお互いの研究への理解と親睦を深めました。
9月8日(金)、9月9日(土)には、千葉県内の海岸で天然ナノ多孔質シリカである珪藻を採集し、9月10日(日)以降は、採集した珪藻を培養して天然のナノマテリアルを精製し、パパイン酵素を結合させて酵素デバイスを作製する共同実験を学内で行いました。招へい者からは、「通常、人工的なナノマテリアルを研究材料としており、今回の天然ナノ材料を用いる工程は斬新に感じられる」との声が聞かれました。
この他、日本科学未来館訪問、本学卒業生が勤務する会社見学、交流会及び留学説明会を行い、プログラムを通して学びを深めました。
本プログラムの実施背景:インド及び東南アジアとの科学技術共同研究に寄与するため、インド、フィリピン、ベトナムの3か国から関係者を招へい・交流を行う計画がJSTさくらサイエンスプログラム事業に採択され、実施したものです。
関連リンク
国際青少年サイエンス交流事業 さくらサイエンスプログラム
2023年度活動レポート 第50号 : 東京理科大学 「天然ナノ多孔質シリカを用いた安全安心な酵素デバイスの作製」(2024年1月17日追記)




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