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第26回 画像の認識・理解シンポジウムにおいて本学大学院生及び教員がMIRU長尾賞を受賞
第26回 画像の認識・理解シンポジウムにおいて本学大学院生と工学部 情報工学科 入江 豪准教授がMIRU長尾賞を受賞しました。
- 受賞者
-
工学研究科 情報工学専攻 修士課程1年 後藤 優太
日本電信電話株式会社 柴田 剛志
日本電信電話株式会社 木村 昭悟
工学部 情報工学科 准教授 入江 豪 - 受賞題目
- 特徴の変換に基づく選択的忘却
- 内容
-
2023年7月25日~28日に静岡県浜松市(アクトシティ浜松)にて開催された画像の認識と理解技術に関する国内最大規模のシンポジウムである「第26回 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2023)」において、受賞題目に記載の論文が「MIRU長尾賞」を受賞しました。
「MIRU長尾賞」は長尾真先生の功績を記念して設立された賞であり、MIRUにおける口頭発表のうち特に優秀と認められた1件以内に対してその著者に贈呈されるもので、最優秀論文賞(Best Paper)に相当します。MIRU2023では、口頭発表候補論文として全193件の論文が投稿され、MIRU2023プログラム委員会による厳正な評価を経て、本論文を含む計31件(16%)が口頭発表(ロングオーラル)に選定されました。本賞は、これらの論文の中からMIRU2023賞選定委員会による選考を経て選定されたものです。
MIRU2023が公式に公表している受賞理由は下記の通りです。
「深層学習においては,認識などタスクの性能向上に大きな注目が集まりがちであるが,それ以外の重要な課題である追加学習ならびに忘却に関して,選択的な忘れられる学習という方法の研究である.特徴量に対して制御コードを埋め込むことにより,選択的な忘却を可能にしている.また,制御コードの埋め込み位置の工夫を行い,従来の手法と比較して高い性能も出している.今後,重要となるであろう分野への挑戦的な研究であると評価できる.」 - 受賞日
- 2023年7月28日
関連リンク
受賞者一覧
画像の認識・理解シンポジウムMIRU2023
情報処理学会コンピュータビジョンとイメージメディア研究会
入江研究室
入江准教授のページ
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