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2023.07.03 Mon UP
          本学大学院生が第19回日本疲労学会において若手優秀演題賞を受賞
本学大学院生が第19回日本疲労学会 若手優秀演題賞を受賞しました。
- 受賞者
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   薬学研究科 薬科学専攻 修士課程2年 大森 千夏
 
- 指導教員
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薬学部 薬学科 助教 笠井 智香
 薬学部 薬学科 教授 斎藤 顕宜
 薬学部 薬学科 講師 山田 大輔
 薬学部 薬学科 教授 吉澤 一巳
- 受賞題目
- 5-アミノレブリン酸による抗疲労効果の中枢メカニズム
- 内容
- 慢性疲労の原因の1つに、ミトコンドリアの活性低下が示唆されています。また本研究で用いている5-アミノレブリン酸(5-ALA)はミトコンドリア活性を高めることが知られています。これまでの臨床研究において、5-ALAの摂取が疲労感を低減させることが報告されていました。そこで当研究室では5-ALAが抗疲労効果をもたらすメカニズムの解明を目的としてこれまで研究を行ってきました。マウスを用いた検討から、5-ALAの抗疲労効果には脳内内側前頭前野における中枢ノルアドレナリン神経の賦活化とミトコンドリア活性化が関与していることが示唆されました。慢性疲労は未だ十分な病態が明らかにされていません。本研究成果から、慢性疲労に対する病態解明に繋がることが期待されます。
- 受賞日
- 2023年6月25日
関連リンク
  第19回日本疲労学会・学術集会
  一般社団法人 日本疲労学会
  
斎藤研究室
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