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理学部第一部 化学科 小林 文也助教、田所 誠教授及び大学院生らによる学術論文がWILEY出版『Chemistry A European Journal』誌のCover Pictureに選出されました。

受賞者

理学部第一部　化学科　助教　小林 文也
理学部第一部　化学科　教授　田所 誠
理学研究科　化学専攻　修士課程2年　玄番 美都 (2022年度修士課程修了)

掲載論文

Polarity and Dielectric Property Control Triggered by a Coordinated Solvent Molecule Exchange in Luminescent Mononuclear Aluminium(III) Complexes

内容

分子が一方向に配列した極性分子配列を持つ結晶では、特異的な誘電特性や非線形光学特性が観測されることから重要な研究対象となっています。本研究では、溶媒分子が配位した単核アルミニウム(III)錯体において、溶媒蒸気の曝露による配位溶媒の置換反応を駆動力とした分子集積構造変換を利用することによって、極性分子配列とそれに伴う誘電特性および第二次高調波発生(SHG)の制御を達成しました。このアルミニウム(III)錯体は固体状態で高効率な発光特性を示すことも明らかとなり、多機能性分子材料の開発の観点からも重要な分子設計指針を提唱しました。

表紙掲載日

2023年6月16日

関連リンク
Chemistry A European Journal

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