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2023.06.23 Fri UP

第6回東京理科大学物理学園賞表彰式を開催(6/14)

6月14日(水)に、東京理科大学物理学園賞表彰式が行われ、浜本理事長より受賞者へ表彰状が授与されました。

本賞は、本学の卒業生(本法人が設置していた大学等を含む)及び専任教職員の退職者のうち、本法人の名誉を高め、発展に寄与していただいた方に対し、その功績を称えることを目的として2018年に創設したもので、第6回となる今年度は、東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 教授 西山 伸宏氏が受賞されました。

受賞に際し、西山氏からは、「1998年に東京理科大学基礎工学研究科*修士課程を修了し、それから25年になりますが、母校が今でも私のことを見てくださり、評価してもらえたことを嬉しく思います。研究は失敗の方が多いですが、諦めなければ必ず形になりますし、新しい発見もあります。失敗を楽しむオプティミスティックな部分は、私の強みであり、その土台は理科大在学中に築いたものです。この受賞を機に、また母校とのつながりができたことを嬉しく思いますし、“高分子を使った医薬品を実現化し、病に苦しむ方々に届ける”という夢に向かって、今後も研究活動に邁進していきたいと思います。」と謝辞とともに、今後の抱負が述べられました。

* 現在の先進工学研究科(2021年4月名称変更)

第6回東京理科大学物理学園賞を授与
受賞者 西山 伸宏 氏(写真中央)

第6回東京理科大学物理学園賞 受賞者

西山 伸宏(にしやま のぶひろ)氏
東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 教授

東京理科大学基礎工学部、基礎工学研究科修士課程修了後、東京大学大学院工学系研究科にて博士課程修了(2001年、博士(工学))。米国ユタ大学薬学部博士研究員、東京大学 医学部附属病院、東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターを経て東京工業大学資源化学研究所に着任。その後、同大学科学技術創成研究院に移り現在に至る。

高分子をプラットフォームとして標的指向性や環境応答性等の様々な機能を有する薬剤や機能性分子を集積化できる精密高分子合成技術を用いて、必要な診断および治療を最小限の副作用と最大限の効果で達成する医療用ナノマシン、ナノ医療品を創製する研究を行い、その多くの研究成果により、創薬・医療技術へ大きく貢献。

2007年 高分子学会高分子研究奨励賞、2009年 第一回日本DDS学会奨励賞(基礎)、2012年 日本癌学会奨励賞、2016年 第三回パーティクルデザイン賞、2019年 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究)を受賞。

<学歴>

  • 1996年 東京理科大学基礎工学部材料工学科 卒業
  • 1998年 東京理科大学大学院基礎工学研究科材料工学専攻修士課程 修了
  • 2001年 東京大学大学院工学系研究科材料学専攻博士課程 修了 博士(工学)

<学位>

  • 博士(工学) (2001年 東京大学)
第6回東京理科大学物理学園賞を授与
西山 伸宏 氏
研究内容紹介動画

過去の受賞者は、こちらより確認いただけます。東京理科大学物理学園賞

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