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2021.02.24 Wed UP

本学教員及び大学院生の学術論文がアメリカ化学会発行『ACS Applied Energy Materials』誌のSupplementary Coverに選出

本学教員及び大学院生の学術論文がアメリカ化学会発行『ACS Applied Energy Materials』誌のSupplementary Coverに選出されました。

選出者 工学部 工業化学科 准教授 永田 衞男
工学研究科 工業化学専攻 博士後期課程1年 長川 遥輝
論文タイトル Photoreforming of Lignocellulosic Biomass into Hydrogen under Sunlight in the Presence of Thermally Radiative CdS/SiC Composite Photocatalyst
内容 植物の細胞壁を構成するリグノセルロースは地球上で最も豊富なバイオマス資源です。しかし、その強固な構造が原因で、バイオエタノールの原料や熱利用における燃料として、有効活用することが難しい物質でした。これに対し近年では、光触媒反応とリグノセルロースの光改質を組み合わせることで、クリーンなエネルギー源である水素を生産できる手法が注目されています。本研究では、可視光のうち短波長域の光を光触媒反応に、長波長域の光を熱放射に利用できるCdS/SiC複合光触媒を開発しました。熱放射によって高温に保たれた反応液はリグノセルロースの反応性を高めます。加えてCdS-SiC間での電子移動が電荷の再結合を抑制します。その結果、従来報告されていたセルロース系バイオマスの光改質の量子収率を上回る水素生成反応が実現されました。
上記の研究内容が評価され、『ACS Applied Energy Materials』誌のSupplementary Coverに選定されました。
掲載カバー 『ACS Applied Energy Materials』誌 補足カバー
掲載論文 https://doi.org/10.1021/acsaem.0c02530
掲載日 2021年2月22日

■ACS Applied Energy Materials
公式ページ:https://pubs.acs.org/journal/aaemcq

■永田研究室
研究室のページ:https://www.rs.tus.ac.jp/nagatalab/
永田准教授のページ:https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?6b0c

Cover PictureにはCdS/SiC複合光触媒を用いたリグノセルロースの光改質による水素生成のイメージが描かれています。