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受賞

2020.07.20 Mon UP

本学教員らの論文が『Journal of Materials Chemistry C』誌のInside Back Coverに選出

本学理工学部先端化学科の中山泰生講師らによる、有機半導体・有機無機ハイブリッド半導体単結晶の電子構造分析に関する研究総説が、『JOURNAL OF MATERIALS CHEMISTRY C』誌のInside Back Coverに採用されました。

折り畳めるディスプレイとなる有機ELや、溶液から作製できる高効率太陽電池として知られるペロブスカイト太陽電池のように、有機分子や有機無機ハイブリッド材料を半導体として用いるソフトなエレクトロニクスが世界的に注目されています。一方で、エレクトロニクスを駆動する電子がこうしたソフト半導体物質の中でどのように振る舞っているのか、未だに解らないことが多く残されています。同講師らは、こうしたソフト半導体の単結晶試料から電子を取り出して詳しく調べることを可能にする実験手法を開拓し、こうした材料内部での電子の性質を解明する研究を進めてきました。本研究総説は，実験手法の基本原理や、現在までに報告されているソフト半導体単結晶の電子構造分析例を網羅的に解説したものであり、こうした内容が編集部で評価され，Inside Back Coverに選定されました。

論文執筆者	：	理工学部　先端化学科　講師　中山泰生
論文タイトル	：	Photoelectron spectroscopy on single crystals of organic semiconductors: Experimental electronic band structure for optoelectronic properties
掲載表紙	：	https://pubs.rsc.org/en/content/articlepdf/2020/tc/d0tc90144j
掲載論文	：	https://doi.org/10.1039/D0TC00891E
掲載日	：	2020年7月21日

中山研究室のページ
大学公式ページ：https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?6b37
研究室のページ：https://www.rs.tus.ac.jp/oml/index.html

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