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東京理科大学発ベンチャーの株式会社イノフィス（東京都新宿区、代表： 古川 ( ふるかわ ) 尚史 ( たかし )、 以下「イノフィス」）は、リコーグループとの協業連携により量産化に成功した「マッスルスーツ^®」の次世代モデル「マッスルスーツEvery（エブリィ）」を、本年11月1日より販売開始いたします。

■マッスルスーツ

マッスルスーツ^®とは、東京理科大学工学部 小林(こばやし) 宏(ひろし) 教授が開発した装着型作業支援ロボット（以下「アシストスーツ」という）です。人や重い物を持ち上げる、中腰姿勢を続けるといった、身体に負担のかかる作業をする際の動作をアシストし、作業負担を軽減させるとともに、腰痛予防に貢献します。
マッスルスーツ ^®の特長は、最大25.5kgfの補助力。また電力を必要としないため、屋外や水場での使用が自在にできる機動性も魅力のひとつです。2014年の発売開始から、介護・製造・物流・農業など主に法人のお客様にご愛用いただき、2019年4月現在累計出荷台数は4,000台を突破。「働き方改革」が叫ばれる近年、注目を浴びるイノフィスのマッスルスーツ^®は、アシストスーツ界の大ヒット商品となっています。

■リコーグループとの協業連携で10万円台のマッスルスーツ

既製品のマッスルスーツ^®の価格は約50万円^※1でしたが、このたびイノフィス、東京理科大学に加え、リコーテクノロジーズ株式会社が量産に向けた設計を受託ならびにリコーエレメックス株式会社が生産受託サービス「REX DIA（レックスダイヤ）」を通じて量産を行う協業連携によって量産化に成功し、既存のマッスルスーツ^®の機能は変わらずに、個人のお客様でも購入可能な136,000円（消費税抜き・発売特別記念価格）という価格を実現しました。重量は3.8kgでマッスルスーツ^®最軽量。ご家庭での介護や家事、家庭菜園や冬の雪かきなど、さまざまなシーンで利用でき、重いものを運ぶ時やつらい中腰での作業の腰痛予防に貢献します。これからは「一家に一台、マッスルスーツ^®」の時代です。
※1. 2018年発売マッスルスーツEdgeの価格

■9月25-27日のHCRで初お披露目、11月より量販店等で販売開始

「マッスルスーツEvery」は、9月25日(水)～27日(金)に東京ビッグサイトで開催されるHCR（国際福祉機器展）で、みなさまの前に初お目見えいたします。そして11月初旬より、首都圏近郊の家電量販店やホームセンターで順次販売を予定しています。また、11月1日(金)よりAmazonサイトからも通信販売で購入可能です。

＜株式会社イノフィスおよびマッスルスーツ^®に関すること＞

株式会社イノフィス　担当:折原、本多

• ＜東京理科大学　担当事務局＞
• 東京理科大学　研究戦略・産学連携センター　担当:山根、関野
• Tel：03-5228-7440
• E-mail：ura(＠)admin.tus.ac.jp
  (＠)は@に変更してください。

◆イノフィス「マッスルスーツ^®」詳細

東京理科大学　工学部　機械工学科　小林宏教授が2014年に開発した、装着型の作業支援ロボット。人や重いものを持ち上げる、中腰姿勢を続けるといった、身体に負担のかかる作業をする際の動作をアシストし、作業負担を軽減させるとともに、腰痛予防に貢献します。
最大の特徴は、アクチュエーターに、空気を駆動源とする人工筋肉(McKibben 型人工筋肉)を使用していることです。これにより、なめらかで自然な動きでありながら、最大で25.5kgfという強い補助力^※2を発揮します。2014年に初期モデルの販売を開始し、今年4月現在累計4,000台以上を販売しています。

※2　補助力とは・・・腰部を補助するために、下半身に対して上半身を回転させる(すなわち、上半身を伸展させる)力を補強します。この回転力(トルク)の最大値はモデルによって異なり、100Nm^※3から140Nmです。これは、腰部を中心とする回転軸から、0.4mの地点で25.5kgfから35.7kgfの補助力となります。
※3　100Nm・・・1メートル先にある10kgのものを持ち上げられる力のことです。

「マッスルスーツEvery」の特長

圧倒的低価格を実現	：	マッスルスーツ®で初の10万円台、消費税抜き136,000円。※4
重量3.8ｋｇ	：	さらなる軽量化で持ち運びや装着もより楽に。
モータ、バッテリー不要	：	電力を使わないから稼働時間の制限がありません。
防水・防塵仕様	：	場所を選ばず、農業など水場での利用も可能です。

※4. 販売特別記念価格