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ご挨拶
ご挨拶
本学は1881年の創立以来、建学の精神「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」に基づき長年にわたって有為な人材を世に送り出してまいりました。変化の激しい社会の中でも、本学が我が国屈指の理工系総合大学としてあり続けることができるのも、ひとえにご支援をいただいてまいりました皆様のおかげと心から感謝申し上げます。
2031年に創立150周年を迎える本学は、現在改革の真っただ中です。その集大成の一つとして、2026年に33年ぶりの新学部である「創域情報学部」と、科学コミュニケーションを冠する日本で唯一の学科である理学部第一部「科学コミュニケーション学科」が誕生します。いずれの学部学科も情報系分野を担う高度な「デジタル人材」の育成を主眼としたものであり、先端的な情報科学技術を強化するとともに、そのすそ野を広げることで、世界に伍する高度な情報系人材の育成を多面的かつ強力に推進していくことを目指します。
これと並行してキャンパスの再構築も順調に進んでおり、葛飾キャンパスには2024年10月、新棟「共創棟」が誕生しました。薬学部が同キャンパスに移転することにより、これまで工学系分野を中心として整備されてきた「イノベーションキャンパス」が、薬工連携を中心とした異分野との融合的な教育研究を加速する一大拠点として更に強化されていくこととなります。今後、神楽坂、野田キャンパスでも誰もが誇りを持つことができるキャンパスの構築を目指して、再構築に向けた検討を行ってまいります。
一方、近年、急激な人口減少の見通しに加え、急速な物価の上昇により、大学を取り巻く環境はより一層厳しさを増しています。本学では常に社会情勢を踏まえた綿密なシミュレーションを行い、慎重に財務計画を策定しているところではございますが、「世界の未来を拓くTUS」の達成のためには、より高度なレベルでの競争環境の中で、大学の改革に向けた取り組みと、日々の活動をしっかり両立していくことが必要であり、それには皆様からの強力なバックアップが欠かせません。
本学をご支援いただく皆様のご厚志は、我が国の発展を支える優れた理工系人材の輩出という形で次の世代へ連綿とつながってまいります。創立から続く学びのバトンを決して途絶えさせてしまうことがないよう、大学の成長、ひいては未来の学生、研究者たちのため、引き続き本学の活動にご支援、ご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。