理事長挨拶 ABOUT TUS

MESSAGE 理事長挨拶

「実力主義」の伝統の下、
国際社会で活躍する人材の育成に挑む。

東京理科大学は、1881年に東京物理学講習所として創立され、2031年には創立150周年を迎える、歴史と伝統ある大学です。建学の精神である「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」の下、実力主義を貫き、伝統と革新のバランスを大切にしながら、常に最先端の設備を活用した教育と研究を推進してきました。今日まで本学の卒業生は約23万人を数えるまでになり、教育界、産業界、行政機関など多岐にわたる分野で活躍し、科学技術立国としての日本の成長を支え貢献してきました。

現在、世界は気候変動、人口・食糧問題、脱炭素・自然エネルギーといった多様で複雑な課題に直面しています。グローバル化の進展と相まって、これらの課題は相互に影響を及ぼし合い、その解決は一層困難になりつつあります。こうした時代にあって、2万人を超える学生が在籍し、日本で最大規模の理工系総合大学である本学に求められる役割と責任は、かつてないほどに大きくなっていると言えるでしょう。

本学では、持続可能で豊かな社会の実現に貢献すべく、2017年に長期ビジョン「TUS VISION 150」を策定し、このビジョンの下で改革を進めてまいりました。近年では、全学的な学部・学科の再編を実施し、各キャンパスの再構築を進めるとともに、教学面では、本学ならではの独創的かつ分野横断的な教育・研究を推進するなど、着実に歩みを進めています。今後も本学は改革の歩みを緩めることなく、長期ビジョンに掲げる「世界の未来を拓く」大学を目指して、教育・研究・社会貢献・地域連携、さらにはスタートアップの創出などを通じて、より良い社会の実現に貢献すべく、積極的に活動してまいります。

2025年6月からスタートした今期の理事会は、財務面をはじめとする様々な基盤を整備することはもちろん、本学がさらに大きく発展するように、創立150周年やその先の未来に向けて精力的に各種施策に取り組んでまいります。また、創立者たちから受け継がれてきたこの長い歴史と伝統ある学びの場を未来へとつなぎ、次世代に向けてより大きな花を咲かせるための「種」を、着実に蒔いていきたいと考えています。

本学を選んでくださった学生の皆さんが、確かな実力を身につけ、社会へと自信をもって巣立っていけるように、そして、教職員や卒業生をはじめとする全ての関係者の皆さまから、これまで以上に愛される大学となれるよう、全力を尽くしてまいります。

人物写真
学校法人東京理科大学
理事長
浜本 隆之
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