本学大学院生が日本情報科教育学会第13回大会で優秀実践賞を受賞 在学生向け全般

本学大学院の理学研究科科学教育専攻を2020年度に修了後、現在は聖学院中学校・高等学校※に教員として勤務されている山本周さんが在学中に日本情報科教育学会第13回大会で優秀実践賞を受賞しました。

昨今新型コロナウイルスの影響を受け、初等中等教育でのオンライン教育等のICT 活用教育の推進の機運が急速に高まっており、そうした中「情報 II を意識したプログラミング実践~プログラミング初学者が基礎から機械学習まで~」のテーマで発表した研究が優秀実践賞として受賞されました。

受賞者
理学研究科 科学教育専攻 修士課程2年 山本 周(受賞時点)
指導教員
理学部第一部 数学科 理学研究科 科学教育専攻 教授 清水 克彦
受賞題目
情報IIを意識したプログラミング実践~プログラミング初学者が基礎から機械学習まで~
内容
情報Iの導入によりプログラミングが必修となった情報の授業では、文部科学省が公開した教員研修用教材でPythonが使用されており、多くの学校で採択される可能性が高い。情報IIにおいてもPythonによる指導例が紹介されている。そこでプログラミング経験者が1割程度である高校3年生に対し、情報IIを意識したPythonによるプログラミング指導の効果の検討を目的とした“GoogleColaboratory”(以下Colab)を用いたPythonの導入の6回(以下前半授業)と機械学習を含む3回(以下後半授業)の計9回の授業を行った。Colabを用いることで面倒な環境構築がなくなり、関連するライブラリのインストールも容易であった。ColabによるPythonの指導は、導入なども含めて有用であることが分かった。さらに、アンケートの結果からは生徒の興味を引くことができる等の結果も得た。これらの成果が評価され受賞となった。

■ 日本情報科学教育学会
http://jaeis.org/

■ 理学研究科科学教育専攻のページ:
https://www.tus.ac.jp/academics/graduate_school/science/science_education/

■ 清水克彦教授のページ:
https://www.tus.ac.jp/academics/teacher/p/index.php?3747

※本学と聖学院中学校・高等学校とは、学校インターンシップに係る協定を締結しており、教職課程履修学生の学校インターンシップの受入れにもご尽力いただいております。

■ 聖学院中学校・高等学校のページ:
https://www.seigakuin.ed.jp/