|
タイトル | グラフィック学校臨床心理学 |
著者 | 編者:伊藤美奈子・相馬誠一、分担執筆:伊藤美奈子・相馬誠一・懸川武史・中村豊・長島明純・新井肇・バーンズ亀山静子 |
出版社 | サイエンス社 |
発行日 | 2010年10月 |
本書は、学校現場における心理臨床実践の理論と実際について、主に大学生・大学院生ならびに学校教員に向けて構成されています。内容は、学校臨床心理学の理論、展開、実際の学校における支援方法について具体的・実践的な視点から執筆されています。生徒指導、教育心理学等も隣接する領域として含まれていますので学校臨床を考える入門書として推薦します。 |
|
|
タイトル | 入門 臨床教育学 |
著者 | 編者:佐々木正昭、分担執筆:中村豊・藤本範子・池原征紀ほか |
出版社 | 学事出版 |
発行日 | 2013年04月 |
さまざまな問題や課題を抱えている子ども、保護者、教師の支援を目的とした「臨床教育学」について分かりやすく説明されています。また、理論研究と実践事例をたくさん紹介しているため、現職の先生や教職を学んでいる学生にも役立つ内容となっています。例えば、第1章では、「臨床教育学のススメ」と題し、「臨床教育学はどのような学問か」が解説され、続いて第2章では、「教師が行う教育相談―いじめ、不登校傾向生徒への支援―」、第3章では「専門機関が行う不登校児童生徒への支援―適応指導教室における「心の居場所づくり」と集団活動―」等、学校臨床を具体的に学べる内容となっています。 |
|
|
タイトル | 子どもの基礎的人間力養成のための積極的生徒指導 –児童生徒における「社会性の育ちそびれ」の考察– |
著者 | 中村豊 |
出版社 | 学事出版 |
発行日 | 2013年10月 |
本書は、生徒指導を正規の授業として行うことを提案するための試案として執筆されたものです。内容は3部構成とし、その前に「序」を置いています。第1部では、生徒指導のための授業カリキュラム開発についての理論的考察、第2部では、積極的生徒指導のための授業カリキュラム開発についての実証的研究についての考察、第Ⅲ部では、研究の成果ならびに今後の課題と展望として、第1部の理論研究と第2部の2つの実証的研究をふり返りながら、研究の成果ならびに今後の課題と展望を述べています。学術論文を書籍化したものなので、学校教育に関する修士論文や博士論文等の参考に読んでいただけると幸いです。 |
|
|
タイトル | 子どもの社会性を育む積極的生徒指導 |
著者 | 中村豊 |
出版社 | 学事出版 |
発行日 | 2015年10月 |
本書は、第1部の理論編で、子どもの問題行動を読み解くために、社会性の「育ちそびれ」を考察し、生徒指導の機能に言及しています。第2部の実践編では、生徒指導の実践の場として特別活動の実践を紹介し、事例を通して子どもの問題行動にどのように応答していくのか具体的に述べました。第2部実践編「生徒指導・特別活動・教育臨床」の内容は、「生徒指導と特別活動」「積極的生徒指導の実践の場である特別活動のガイダンス機能」「教育臨床におけるケーススタディ」「『朝の読書』と生徒指導」となっており、特別活動との関連についても解説されています。 |
|
|
タイトル | 新しい教職教育講座教職教育編⑨特別活動 |
著者 | 編著 中村豊 |
出版社 | ミネルヴァ書房 |
発行日 | 2018年03月 |
特別活動で児童生徒に育まれる資質・能力は多岐にわたり,学校教育における人間形成において重要な役割を果たしています。また,特別活動の指導は集団を対象としていますが、最近の教育現場では、OJTではぐくまれてきた<技>や<知恵>が円滑に引き継がれず,特別活動に熱心な教員がいる一方,特別活動の基礎的な考え方や指導方法を習得していない教員も見られます。これら学校の現状について,問題意識を共有する教育現場の中堅教員からベテラン教員により編まれたのが本書です。教職科目のテキストとしても役立つ内容となっています。 |
|
|
タイトル | 『生徒指導提要』の現在(いま)を確認する理解する |
著者 | 編著 中村豊 |
出版社 | 学事出版 |
発行日 | 2019年03月 |
文部科学省初等中等教育局児童生徒課が作成し、公表後10年が経過した『生徒指導提要』の内容をあらためて確認・点検し、法改正や制度の変更に基づく新たな生徒指導の考え方や施策等について解説しました。平成29年度・平成30年度に公表された学習指導要領の内容も踏まえ、学習指導と生徒指導との関連をはじめ、部活動、防災教育、情報教育等、今日的な教育課題にかかわる内容を充実させています。現在の生徒指導を法令を踏まえ理解するための格好の手引き書となっています。 |
|
|
タイトル | 新生徒指導ガイドー開発・予防・解決的な教育モデルによる発達援助 |
著者 | 八並光俊・國分康孝編 |
出版社 | 図書文化社 |
発行日 | 2008年11月 |
本書は、文部科学省の『生徒指導提要』が出版される2年前に、大学や教育現場での新しい生徒指導のガイドブックとなることを企図した理論的・実践的な学術書です。従来の生徒指導に加え、全米スクールカウンセラー協会の最新理論、学校心理学などを取り入れた革新的な本です。生徒指導をすべての子どもの個別発達援助と捉えて、生徒指導を構造化しています。また、新学習指導要領下においても通用する分析的アセスメント、生徒指導で育てるコンピテンシー、ガイダンスカリキュラムなどを先取りして取り扱っています。教育系学部・大学院、教育現場の先生方、スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーの方々に読んでいただきたいと思います。 |
|
|
タイトル | 学校心理学入門シリーズ4 臨床生徒指導-応用編 |
著者 | 市川千秋監修、八並光俊 ・宇田光・山口豊一編 |
出版社 | ナカニシヤ出版 |
発行日 | 2012年07月 |
本書は、学校心理学(スクールサイコロジー)を基盤とした生徒指導の実践的な学術書です。特徴的な点は、応用という意味で、日本の生徒指導だけではなく、欧米でのいじめやスクールカウンセリングの理論や方法論を取り扱っています。また、生徒指導と深く関連する道徳教育(「イギリス・フランス・アメリカに学ぶ道徳教育」)、特別支援教育(「米国での特別支援教育提供前のプロセス」・「 特別支援教育におけるIEPの実際について」)、規律指導(「ゼロ・トレランスの日本への導入をめぐって」・「生徒指導基準の教育再生に果たす役割―ニューヨーク市の事例」など、他の生徒指導書にはないテーマを扱っています。私は、学校心理士スーパーバイザー有資格者ですが、生徒指導を学校心理学から考察する上で、現在でも有効な視点や方法を提供すると思っています。また、同書の3年前に『臨床生徒指導-理論編』(2009)を刊行しているので、本書とセットで読んでいただけると幸いです。 |
|
|
タイトル | ガイダンスカウンセラー実践事例集 |
著者 | スクールカウンセリング推進協議会編 |
出版社 | 学事出版 |
発行日 | 2013年10月 |
本書は、一般社団法人日本スクールカウンセリング推進協議会(前「スクールカウンセリング推進協議会」)が教育モデルに立脚したスクールカウンセリングを展開する際の具体的な実践事例を提供したものです。同協議会は、日本学校教育相談学会・日本学校心理士会・日本キャリア教育学会・日本教育カウンセリング学会・NPO 法人日本教育カウンセラー協会・日本カウンセリング学会・一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構日本臨床発達心理士会から構成されています。私は、「ガイダンスカウンセラーの特性と活動」について述べています。今後の生徒指導では、子どもたちの成長・発達促進に重点を置き、地域支援を含むチーム学校で臨む必要があります。その意味では、アメリカのスクールカウンセラーモデルに近いガイダインスカウセラーの実践は、今後の生徒指導においても参考になると思います。また、公認心理師資格のスクールカウンセラーには、有益かと思います。 |
|
|
タイトル | 現代生徒指導論 |
著者 | 日本生徒指導学会編 |
出版社 | 学事出版 |
発行日 | 2015年09月 |
本書は、生徒指導の学術団体である日本生徒指導学会が、総力を結集して作成した理論的・実践的な学術書です。執筆者は、生徒指導、教育相談、キャリア教育・進路指導、道徳教育、特別活動、カウンセリング、いじめ・不登校などの諸課題に精通した第一線で活躍されている学会員です。私は、同学会の副会長という立場と生徒指導の専門家として、「生徒指導のタイポロジー」を執筆しています。会長の森田洋司先生が指摘されているように、次世代での生徒指導の目標は「個人と社会の目的を達成していく包括的・総合的な能力」である「社会的リテラシー」の育成です。大学院・教職大学院での教育研究、現職教員研修での使用を目的に編集されています。特に、第2章では「生徒指導研究の対象と方法」という研究指針を示しています。 |
|
|
タイトル | 学校心理学ハンドブック 第2版 「チーム」学校の充実をめざして |
著者 | 日本学校心理学会編 |
出版社 | 教育出版 |
発行日 | 2016年11月 |
本書は、学校心理学(スクールサイコロジー)を専門とする学術団体である日本学校心理学会が、総力を結集して作成したガイドブックの第2版目の学術書です。第1版目は、2004年に『学校心理学ハンドブック 「学校の力」の発見 』(教育出版)として刊行されています。学校心理学は、同学会ホームページで示されているように「一人ひとりの子どもが学校生活を通して出会う問題への対応と解決を援助する心理教育的援助サービスの理論と実践」を支える体系です。また、同学会は、現在生徒指導においても定着している「チーム援助」の理論的・実践的なフレーワークの提供や研究・実践においてリードしてきてきました。スローガンは「みんなが資源みんなで支援」であり、今日のチーム学校そのものです。「心理教育的援助」に関する理論・方法・実践を、コンパクトかつ平易に幅広く扱っていますので、学校心理学を学ぶ上での必読書と言えます。私は、生徒指導の専門家かつ学校心理士スーパーバイザーとして、生徒指導やいじめ防止対策推進法について述べています。 |
|
|
タイトル | 生徒指導学研究―チーム学校と生徒指導 (日本生徒指導学会機関誌・第16号) |
著者 | 日本生徒指導学会編 |
出版社 | 学事出版 |
発行日 | 2017年11月 |
本書は、私が副会長を務める生徒指導の学術団体である日本生徒指導学会の機関誌です。本書は、特集論文、投稿論文、書評・資料紹介、学会会務報告他から構成されています。第16号の特集は、「チーム学校と生徒指導」ということで、教育行政・生徒指導・アメリカのスクール・カウンセリング、教師論・組織論、先進事例を扱っています。教員志望の学生の方や学校教育関係者のチーム学校の理解や課題の認識に有益かと思います。内容は、次の通りです。
「『チーム学校』に関する国の対応方策」(濱口太久未:国立教育政策研究所)、「チーム学校と今後の生徒指導の方向性」(八並光俊:東京理科大学)、「『チーム学校』における多職種の協働-アメリカにおけるスクール・カウンセリングからの示唆-」(西山久子:福岡教育大学)、「教員間の『同僚性』・『協働性』と『チーム学校』」(新井肇:関西外国語大学)、「『チーム学校』先進事例に学ぶ」(藤平敦:国立教育政策研究所) |
|
|
タイトル | シュタイナー「自由」への遍歴―ゲーテ・シラー・ニーチェとの邂逅 |
著者 | 井藤元 |
出版社 | 京都大学学術出版会 |
発行日 | 2012年05月 |
本書はルドルフ・シュタイナーの思想的内実を明らかにすることを目指したものであり、ゲーテ、シラー、ニーチェの三思想家に関する彼の解釈を読み解くことによって、シュタイナー思想の本質を浮き彫りにさせた。本書は 2011年3月に審査を通過した博士学位論文をまとめたものであり、出版にあたっては、京都大学の「京都大学総長裁量経費・若手研究者出版助成事業」による出版助成を受けた。 |
|
|
タイトル | ワークで学ぶ教育学 |
著者 | 井藤元編 |
出版社 | ナカニシヤ出版 |
発行日 | 2015年04月 |
本書では、教職を志すうえで「教育原理」を学ぶ意味について、「①私たちが常日頃当たり前だと考えている教育的観念を切り崩し、②それを客観化・相対化する中で自らの立ち位置を確認し、③多角的な視座を獲得することで教育に対するものの見方を拡大・深化させるため」と捉えた。こうした力を養うために本書では主体的学びを促進するためのワークを取り入れた。本書ではワークをふんだんに取り入れることによって学生の思考力を鍛え、主体的な学びへと導くためのしかけづくりをしながら、議論を展開した。 |
|
|
タイトル | ワークで学ぶ道徳教育 |
著者 | 井藤元編 |
出版社 | ナカニシヤ出版 |
発行日 | 2016年03月 |
本書『ワークで学ぶ道徳教育』は「ワークで学ぶ」シリーズの第2弾である。「道徳教育」に関しては現在進行形でさまざまな議論がなされているが、「道徳教育はいかになされるべきか」、「道徳とはそもそも何なのか」といった本質的な問いに対して、共通理解が得られているわけではない。「道徳教育」をめぐるそうした現代的状況においては、万人が納得するような唯一絶対の回答を提示することを目指すのではなく、学生が問いを深めること、答えのない問いに向き合い続けることが極めて重要となってくる。 |
|
|
タイトル | ワークで学ぶ教職概論 |
著者 | 井藤元編 |
出版社 | ナカニシヤ出版 |
発行日 | 2017年04月 |
本書『ワークで学ぶ教職概論』は「ワークで学ぶ」シリーズの第3弾である。本書では、「教職」に関する知を、日々のアクチュアルな問題を捉えるための視点を提供する科目と捉える。常に現代的な問題との関連の中で個々のトピックを掘り下げた。既存の「教職論」系テキストのラインナップをみても、ワークを積極的にとりいれたテキストはほとんど見当たらない。ワークを取り入れ、学生の思考力を鍛錬し、主体的学びの促進を目指した。 |
|
|
タイトル | ワークで学ぶ教育課程論 |
著者 | 井藤元編 |
出版社 | ナカニシヤ出版 |
発行日 | 2018年02月 |
本書『ワークで学ぶ教育課程論』は「ワークで学ぶ」シリーズの第4弾にあたるテキストである。教育哲学研究者と教育課程論研究者がコラボレーションして本テキストが作成された。ワーク課題をつうじて本書の読者が主体的にカリキュラム論を学ぶことができるよう工夫を行った。 |
|
|
タイトル | 笑育-「笑い」で育む21世紀型能力 |
著者 | 井藤元監修 |
出版社 | 毎日新聞出版社 |
発行日 | 2018年04月 |
本書は新しい教育プログラム『笑育』の理論とその実践について紹介したものである。「笑育」は松竹芸能株式会社が2012年から取り組んでいるプログラムであり、発達段階に応じたカリキュラムが用意されている。本書では監修者の立場から「笑育」を設計するにあたっての意図を示し、そのうえで「笑育」の実践例を数多く示した。 |
|