先輩の声
新田 彩花

新田 彩花さん

学部学科 創域理工学部 数理科学科
内定先 東京都公立中学校・高等学校

〇どのように勉強したか
大学 3 年生の秋から始まった対策講座で、本格的に勉強を始めました。
正直なところ、3年後期の授業期間は対策講座を含め、週7日通学・膨大な量の課題をこなすことで精一杯でした。でも、対策講座だけは予習・復習を必ず行い、一つでも多くのことを吸収するつもりで集中しました。
3年後期の試験が終わる 1 月ごろから1次試験の7月まで、友達と学校で勉強していました。
東京都は専門教養(数学)・教職教養・論作文の3科目なので、これらの対策に取り組みました。
まず、数学の勉強は、対策講座の冊子や過去問を繰り返し演習しました。スピードが大事なので、回数を重ねるごとに試験時間を短くして対策しました。
また、教職教養も初めは参考書を「はじめから読んで、ノートにまとめて」という(私には合わず非効率な)勉強をしてしまいましたが、友達が過去問から分野ごとの優先順位をつけて勉強している様子を見て、素直に納得して真似をしました。特に、東京都の教職教養は「参考書に載ってないことが出る」「選択肢がとても細かい」「文章力も必要」というように難易度が高めなので、過去問の分析と優先順位をつけて学習することは必須だと思います。
そして、論作文ですが、自分で書いて自分で添削することは不可能に近いので、教職教育センターの先生方や友達に添削・読んでもらい、意見を頂いていました。最終的に「自分なりの軸」を決めて、すべてそれに帰着するように、筋道立てて書くようにしていました。
〇どのような学習が合格につながったか
1 番は仲間とともに対策したことです。自主ゼミに参加していたので、みんなの近況報告を聞いたり、お互いになりたい教師像を話し合ったり、勉強の悩みを相談し合ったりする機会が多くありました。互いにアドバイスをして話す機会は、本当に刺激的で励まされました。仲間がいなければ、合格は出来なかったと思います。積極的に自主ゼミや対策講座は参加しましょう。学内で使えるものは使うのが一番吉だと思います。
〇最後に
休みが本当にない、膨大な量の勉強、企業就職の友達が次々に内定を決めていく…など挫けそうなことは多いし、辛いです。だからこそ、早いうちの対策や同じ志を持つ仲間の存在が自信をくれます。自分自身を振り返り、仲間と切磋琢磨できれば乗り越えられます。みなさんの夢が叶うことを祈っています。