先輩の声
保坂 晋之介

保坂 晋之介さん

学部学科 理学研究科 化学専攻
内定先 東京都公立中学校・高等学校

 私は、修士1年次に「大学3年生前倒し選考」 (試験内容; 専門教養・教職教養)、修士2年次に「大学3年生前倒し通過者選考」 (1次内容; 論作文、2次内容; 面接)を受験したため、期間は長いが比較的ゆったりとした日程で受験勉強を行っていた。

 修士1年次の受験は、次年度の受験も可能であることと、研究に時間を割きたいと考えていたため、「受かったらラッキーだけど真面目に取り組もう!」という心意気であった。従って、理科大の対策講座は受講せず、6月半ばより、協同教育研究会が出版する「東京都の教職教養 過去問」及び「東京都の理科 過去問」や、時事通信出版局の「教職教養の要点理解」を利用して勉強していた。特に、教職教養については、学部時代に習った内容を思い起こしながらの勉強であったので、過去問を解きながら、わからない知識とその関連知識を重点的に学んだうえで、解き直しをした。研究室の実験の待ち時間などを活用しながら勉強した。

 修士2年次の受験において、論作文は一人では対策できないと思い、受験年度の4月からの対策講座を受講し、毎週の講座を大切にしながら文章の構成力を身につけた。また、面接についても練習をなるべく多く行い、スムーズで端的に答えられるように自信をつけた。
 論作文と面接のどちらにおいてもこれまでの人生経験が大きく貢献をしたと考えている。教育実習での実践内容、塾講師や高校での外部講師の経験はイメージしやすいが、それだけでなく、サークルでの指導経験や代表経験、サークルメンバーを中心とした人付き合い、研究活動における先輩後輩との関わりなども自身の糧となった。

 基礎学力をつけるための学部の勉強も大事ですが、興味があることに対して積極的に取り組みながら身につく豊かな人間性も強い武器になると思います。ワクワクする選択をしていきましょう!