森 俊也さん

【理想とする教師像を明確に】
大学4年間を通して、自分の理想とする教師像を明確に創りあげましょう。教育時事に関心を向け自分の意見をもつことや、自己分析を丁寧に行うことにより、それは達成されると私は考えます。
理想の教師像が自分の中でしっかり定まっていれば、教員採用試験に向けてのモチベーションを保つことができますし、採用内定をゴールではなく、理想とする教員に近づくための新たなスタートであると捉えることができます。

【私学の採用について】
私立学校には建学の精神が存在し、目標を達成するべく日々教育活動が行われています。
まずはその学校が目指すところに共感すること。そして、自分の能力をどのように活かせばその学校に貢献できるのかを考えること。私学の採用においては、これらが最も重要なことであると私は感じます。
次に重要となるのは情報収集です。自分がその学校の出身であれば、それほど情報を集めるのに苦労はしないと思います。自分がその学校の出身でないならば、外部から知ることができる情報（学校ＨＰやパンフレットなど）は暗記してしまうぐらいの姿勢で臨むことが大切です。

【最後に】
先に述べたことをきちんと行えば、自分の中の軸がはっきりとします。そうなれば、志願理由書や小論文、模擬授業、面接での受け答え等にも一貫性が生まれ、自ずとやり遂げることができるようになっているのではないかと思います。模擬授業・面接などは自分1人での対策は困難だという人がほとんどだと思いますので、夏に行われる教員採用試験2次対策講座なども利用すると良いと思います。
皆様が自らの目標を達成できるよう、ご健闘をお祈りいたします。