先輩の声
布留川 駿哉

布留川 駿哉さん

学部学科 創域理工学部 数理科学科
内定先 千葉県公立中学校

 大学3年生のときに開講された教員採用試験対策講座に参加しました。そこから教員採用試験に対する意識も高まり、対策も本格的に始めました。3年生の春休みに専門教科と教職教養を自治体別の参考書・問題集を使い取り組みました。春休みの取り組みはかなり重要だと今でも思います。4年生からも対策講座に参加すると同時に、自主ゼミに参加し、集団面接の対策を行いました。一人ではなかなか実践的な対策ができないため、仲間と取り組むことで高めることができました。1次選考合格をまずは目標にし、2次選考は1次選考後の対策で十分間に合いました。事前にどのような選考内容なのかを調べ、各自治体に合った対策をすることが効率的です。

 教育実習中は教員採用の対策ができないとよく言われましたが、確かに筆記試験の対策は時間が間に合わずできませんでした。しかし、教育実習ではそこでしか得ることのできないものを得ることができます。実際の教育現場で見たこと・感じたことを教員採用選考の面接の場で活かし、自分の教育観を確立させ、見通しのある内容を伝えることができます。是非、教育実習の経験を貴重な資料として活用してもらいたいです。(教員採用後に教育実習がある方も中にはいます。千葉県では、「ちば!教職たまごプロジェクト」「千葉県学習サポーター派遣事業」などもありますので、そちらも積極的に参加してみてください。)

 最後に、私は中学生の頃から教師という職業を志し、ここまで頑張ってきました。過去にお世話になった先生方から、「できる」ことを増やし、可能性を広げることの素晴らしさを学びました。このことは今でも大切にしていて、教員になった際にも生徒に伝えていきたいと考えています。成功体験を積むことは自信を持つことにもつながります。これから教員を目指すみなさんには、多くのことに挑戦し、失敗から多くのことを得て、自信をもって活躍することをお祈りしています。