先輩の声
中川 雅斗

中川 雅斗さん

学部学科 理学部第一部 物理学科
内定先 市川中学・高等学校

私の合格までの流れと、どのタイミングでどのような勉強を始めたかは、以下のようになっています。

【3年】 
1月 ・私学教員採用試験対策講座
教職教養・専門教科に手を付ける
・教員派遣サイトに登録
2種類登録

2月 ・2022教員採用試験対策講座
千葉県入試組と初めまして
個人で模擬授業練習を始める

【4年】 
4月 ・教員採用試験対策講座受講【直前対策コース】
集団討論や模擬授業練習を開始
・第1志望校の情報を得る

5月 ・私立説明会 in東京ビッグサイト
 第2志望校以降が決定
・第1志望校の受験機会を得る

6月 ・教育実習
・第2志望校受験
 1次試験:専門科目、小論文

7月 ・千葉県教員採用試験
1次試験:専門教科、教職教養、集団面接
・第1志望校受験
 2次試験:専門科目、模擬授業、面接
・第1志望校合格

 3年生の夏から勉強することが理想ですが、サークルの関係上3年生後期からある教員採用試験対策講座に出席できず、3年生の1月から勉強を始めました。
勉強する際に使用した参考書は、俗にいう「赤本」(共通テスト)や教員採用試験の専門教科(理科や数学)の単元ごとにまとまっているもの、教職教養の過去問です。

 専門教科・科目について、私は単元ごとに勉強するよりは、過去問を解き、苦手な分野を単元ごとに立ち返って勉強する方法が好きなので、赤本と専門教科の参考書をそのように活用していました。専門科目(私の場合は物理学)を中心に勉強しており、赤本を解く際にも大学で習ったことを活用しながら勉強していました。

 教職教養を勉強する際も過去問を解き、間違えた問題はフラッシュカードにまとめながら復習を行いました。私はタブレットで勉強していたため、フラッシュカードもタブレットでランダムに出題され、正答率も出してくれたため、やる気の持続にもなったと思います。また、教職教養を勉強する中で、「教育関係法規」の勉強は避けては通れません。教育関係の法律が虫食いで出題され、正しい選択肢を解答する問題が多く出題されます。教育関係法規集は対策講座でもらえるので必ず参加するようにしましょう。私は法規集を覚える際に、なぜそのような文言になったのかを意識しながら勉強しました。

例)
いじめ防止対策推進法 第二条
 この法律において「いじめ」とは、(略)心理的又は物理的な影響を与える行為(略)をいう。

なぜ影響なのか?平成25年度以前は攻撃だった。
⇒ものを隠すなどもいじめといえるため、影響が採用されている。

 上の例のように法規集にある法律ほとんどに自分なりの解釈や経緯を調べてまとめました。
教員採用試験では模擬授業の試験を課されることが多くあります。一般的に、公立では5分程度、私立では15~20分行います。模擬授業は経験が最も大切だと思っています。そのため、毎週模擬授業練習を自分で行っていました。教科書から無作為に1授業分選び、指導案・授業プリント・板書案を作成していました。

 最後に、自分の進路や志望校などを相談できるように教職教育センターの先生とのコミュニケーションを大切にしてほしいです。私自身、志望校の受験機会がなかなか得られず、先生に掛け合っていただいた過去があります。そのため、受験機会がなくても先生方に相談することできっかけが得られるかもしれません。皆さんの目指す将来に少しでも手助けができて居たら幸いです。