先輩の声
関口 洋美

関口 洋美さん

学部学科 理学部第一部 数学科
内定先 東京都公立中学校・高等学校

 私が受験した東京都の採用試験では教職教養、専門教養(専門科目)、論文からなる1次選考(7月上旬)と、面接の2次選考(8月中旬)が行われました。
 1次選考対策は、市販参考書での勉強(3年夏~)、3年後期と4年前期の教員採用試験対策講座の受講、過去問演習(教育実習が終わった4年6月~)等を行いました。
 
 教職教養と専門教養に関しては、特に過去問演習が有効だと感じました。出題形式や傾向をつかみつつ、間違えた問題を解説や参考書を用いて復習することで効率よく得点力があがったように思います。
 
 論文に関しては、対策講座の課題に丁寧に取り組むことを意識しました。対策講座内では本番と同じ限られた時間で自分の考えをまとめる練習として取り組み、フィードバックをいただいた後に時間をかけて推敲や書き直しをしました。はじめは時間内に書き終わらなかったり、書いている途中で論旨がずれてしまったりと惨憺たる出来でしたが、練習を重ねるうちにだんだんと書けるようになりました。
 
 2次選考の面接対策としては1次選考合否発表後に、教員採用試験2次試験対策講座や面接練習会等でとにかく練習をしました。視線や手の動き、「えっと」「あのー」といった口癖などは自分で改善できないものも多いので、面接練習でアドバイスをいただき改善しました。志望動機やこれまでに努力し成果をあげたこと、場面指導などの典型質問にはあらかじめ答える内容を考えておきました。練習でも事前準備でも、実践したい教育の軸を(あいまいでもいいので)もっておくこと、実際に教員として働くことをよく想像することが大切だと感じました。教育実習の経験や、実習先の先生に話を聞けたことも大きかったと思います。
 
 東京都の受験を目指す方は、まず一度東京都公立学校教員採用ポータルサイトというところをのぞいてみてください。現場の先生方の声や選考の流れなどがまとまっていて、マイページ登録をすると説明会などの情報がメールで届きます。