先輩の声
菊地 昂介

菊地 昂介さん

学部学科 理工学部 数学科
内定先 静岡県公立高等学校

私は地元である静岡県で教員になりたいと考えていたため、静岡県教員採用選考試験(高等学校数学)のみを受験しました。また大学院に進学予定だったため、大学院修士課程の特例での出願をし、合格をいただきました。

教員採用試験に向けた勉強は、3年後期に大学主催の教員採用試験対策講座から始め、教職教養や論作文の書き方について学びました。そして、後期の期末試験を終えた2月から本格的な勉強を始めました。まずは、対策講座の資料や参考書・問題集を使用し、教職教養を中心に知識を身につけました。自治体ごとに一般・教職教養の問題の傾向は大きく異なるので、過去問題の演習も並行して行い、自治体特有の問題の対策も行っていきました。静岡県の専門教養は、公式の証明問題や生徒の解答添削などの問題が出題されますが、特別難易度は高くないため、他の勉強に時間を割くことができました。

静岡県は2次試験だけでなく1次試験にも個人面接があります。面接の対策は、自主ゼミや大学主催の対策講座を中心に行いました。自分なりに質問に対する回答を準備はしましたが、面接練習を重ねるごとに何度も更新されていきます。自分の想いや考えに素直になって、相手に伝わるように丁寧に笑顔で話すことが大切だと思います。2次試験にある集団面接(集団討論)の対策も自主ゼミや大学主催の対策講座を中心に行いました。教員採用試験を受ける仲間同士で高めあっていくことができるので、積極的に参加していくと良いと思います。

教員採用選考試験は狭き門であるので、勉強をしている中で不安になることもあるかと思います。私は一緒に教員を目指す仲間や支えてくれた先生方、教育実習でお世話になった生徒みんなのおかげで最後まで頑張れました。教員になるという目標に向かって頑張ってください、応援しています!