先輩の声
梶原 光

梶原 光さん

学部学科 理工学部 数学科
内定先 東京都公立中学校・高等学校

教員採用試験の勉強を本格的に開始したのは、3年生の後期にある大学主催の「教員採用試験対策講座」を受講して、自分の未熟さを実感した11~12月頃です。

東京都の1次試験は、「教職教養」「専門教養(数学)」「論作文」が実施され、1次試験の勉強は、まず受験する自治体の問題傾向を把握することが大切です。
教職教養に関しては、まずは3年の1月頃から教育法規、教育心理等の条文や用語の暗記から始めました。3年の3月頃から東京都はすべて5択の正誤問題で構成されているので、誤文訂正がメインの参考書や過去問を繰り返し解きました。自分が間違えた問題は、ノートに書き留めました。

専門教養(数学)に関しては、過去問を分析し、頻出分野について高校時代に使用した参考書を用いて復習をしました。マークシート式なので、大学入試共通テスト対策の参考書も活用しました。数学ⅠAⅡBⅢまんべんなく出題されるので、過去問を解いて苦手分野を見つけてひたすら復習が大切です。

論作文に関しては、対策講座で添削していただいた論作文を書き直して、合格レベルになるまで添削をお願いしました。教職教育センターの先生方に自分から積極的に添削を頼むことが大切です。繰り返し行うことで、自分の型ができて、論作文に対する抵抗感が無くなります。

東京都の2次試験は、「集団討論」「個人面接」が実施され、本格的に練習を開始したのは、1次試験後の8月上旬です。大学主催の教員採用試験2次試験対策講座にほぼ毎日参加しました。自治体ごとに朝から夕方まで、友人や先生方と繰り返し練習を行いました。練習を通して一番重要だと思ったのが、「明るく元気にハキハキと笑顔で話すこと」です。練習を繰り返すことで、自分のスタイルを確立できると思います。
最後に、東京理科大学は教員になるためのサポートが本当に充実していると思います。