先輩の声
宮川 遥

宮川 遥さん

学部学科 理学部第一部 数学科
内定先 東京都公立中学校・高等学校

  私は、教員採用試験対策をするにあたり大学が開講している「教員採用試験対策講座」を全て受講しました。講座では、教職教養や専門科目のご指導だけでなく論作文の添削もしていただけます。試験対策はこの講座を中心に進めるといいでしょう。

  1次試験の対策は、教育実習の時期を考慮し計画的に進めることが重要です。

① 教職教養

対策講座でいただいたまとめプリントや問題集、過去問を使い勉強しました。東京都は出題される箇所がだいたい決まっているので、まずは過去問を解いて出題傾向をつかむことが大切です。過去問を○×問題として解き、×にした選択肢をすらすら訂正できるようにしました。法規を覚えるときは、特に「○○が~する。○○が定める。」などの○○(主語)に注目して覚えるのがおすすめです。

② 専門科目

  3年の2月から問題集で復習を始め、4年から過去問を使って勉強しました。例年すごく難しいという訳ではありませんが、ゆっくり解く時間もないので、解きやすい順番と時間配分を見つけておくといいと思います。

③ 論作文

  3年の10月から講座で対策を始めました。講座に加えて、個人的に教職教育センターの先生に添削をしていただきました。自身の経験を踏まえ具体例を書くことが重要です。

  2次試験では、人間性や教職に対する熱意が見られます。自信をもって堂々と話せると好印象です。面接では、面接の3ステップ「経験」・「そこから学んだこと」・「それを教員としてどう活かすか」が非常に重要です。これを自分の経験に当てはめ、具体例を使って話せるようにしておくといいでしょう。対策としては、3年の3月に講座で初めて面接や集団討論の練習をし、1次試験後に2次試験対策講座と面接練習会に参加しました。

  教員採用試験の合格に向けて大事なのは、「経験」を積むことだと私は思います。大学の教職課程で学んだことを実際に生徒の前で試行し自分の力にする、そんな機会を大切にしてほしいです。私は、生徒と関わる機会や実際の学校現場に行く機会をたくさん作りました。また、教育実習で授業法や生徒との接し方など様々なことを試したことも大きな力になりました。それらの経験を元に自分の中で「考えの柱」を構築し、堂々と自分の夢を語れるようになってください。応援しています!