先輩の声
伊豆田 百々

伊豆田 百々さん

学部学科 理学部第二部 化学科
内定先 さいたま市立中学校・高等学校・中等教育学校

私が本格的に教員採用試験の勉強を始めたのは、3年生の10月頃です。この時期に参加した、大学主催の教員採用試験事前対策講座で本腰を入れなくてはならないと実感し、復習に力をいれていました。しかし、新型コロナウイルスの影響により新学期開始が1か月程度遅れていること、前期に行うはずだった必修科目の実験が後期に移ったことで、体力面、精神面で限界に近づいていました。全然できない、計画通りにいかないと悪循環に陥ったときに、教職課程指導室の先生が相談にのってくださり、最後までやりきることができました。

1次試験対策をするにあたり、一般・教職教養はまず過去問に取り組みました。そして、傾向を把握した上で、自分ならどの分野でどのくらいの点数を取れそうかを考え、分野別に苦手を克服するようにしました。社会が苦手だったので文庫本を読むことや、全国の過去問を活用して覚えるようにしました。専門教養については、事前対策講座を通して全然分からない状態だったので、復習から行いました。分からない問題については、教職課程指導室の先生方に教えていただき、苦手を徹底的につぶしていきました。その後、過去問に取り組み、傾向を把握して教員採用試験に備えました。

2次試験対策は、埼玉県を受験する学生と一緒に行いました。面接は1次試験からあったため、2次試験に向けては「自分ならどうするか」を考えながら、自分の言葉で伝えるように意識しました。論作文は、大学主催の教員採用試験事前対策講座、直前対策講座で書いた題材を何度も書き直し、教職課程指導室の先生方に添削していただきました。

私は、教員になるための一歩を踏み出せずにいました。しかし、理科大の教職課程や埼玉県公立高校での学習サポーターの経験、さいたま市の教師塾を通じて、教員になりたいと強く思うようになりました。教育実習は教員採用試験後だったのですが、母校のような先生になりたいという目標もできました。4月から教員になるのが楽しみです。仲間や指導室の先生方を頼って、教員になりたいという夢を掴んでください。