先輩の声
G. U

G. Uさん

学部学科 理学部第一部 応用数学科
内定先 神奈川県立高等学校

3年の秋から始まった大学主催の教員採用試験対策講座には参加していたものの、本格的に勉強を始めたのは3年の1月末からでした。神奈川県の教員採用試験の1次試験(筆記試験)は、教科専門(数学)と教職専門・一般教養の点数比率が同じで、これらの合計点で合否が決まるため、春休みは数学と教職専門に力を入れて取り組みました。数学は、チャートを数Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、 B全て解くことで、忘れている知識を取り戻すとともに、多くの問題に触れるようにしました。間違えた問題は2周目、3周目と試験まで繰り返し取り組みました。教職専門は、空き時間に1冊の参考書を何度も線を引きながら読み込みました。数学も教職専門も過去問演習は3年生の3月から始めて、どちらも約4周しました。また、数学については自分の解答や間違えた問題、解説の方がスマートな解き方だった問題をノートにまとめていました。教職専門については、知らない言葉が出てくる度にその語句について調べて、数学と同じくノートにまとめていました。

2次試験で採点される論作文については、3年の秋の教員採用試験対策講座における課題を通して取り組み始めました。数をこなしたり、教職課程指導室の先生からの講評を通して型を作れるようにしたりしていきました。また、教育実習後から教員採用試験前の期間に、それまでに書いた論作文の内容を改めて考え直しました。

勉強を始めたばかりの時は、全体的に得点率が合格最低点まで届かず、焦る気持ちが大きかったですが、計画を立てて人と比べすぎず、コツコツ勉強し続けた結果が最終的な合格につながったのだと思います。また、教員採用試験前に万が一不合格になってしまった場合のことや、その際自分はどうするのかについて調べたり考えたりしておくことで、自分の進路が明確になり落ち着いて受験することができました。

教員採用試験は一人で合格できるものではなく共に教師を目指す友人やそれを支えてくれる先生方がいたからこその合格だと思います。そのため、人との繋がりを大切にしながら自分の夢に向かって挑戦してほしいと思います。