先輩の声
白木 龍之介

白木 龍之介さん

学部学科 理工学部 物理学科
内定先 千葉県公立高等学校

私が教員採用試験に向けて取り組み始めたのは、3年後期に開催された大学主催の教員採用試験対策講座(事前対策コース)からです。それもただ参加しているだけという感覚でした。そして、2月になってから専門科目の勉強や自主ゼミ(教員採用試験を受ける受験生同士のゼミ)での集団討論の対策を始め、3月から教職教養の勉強を始めました。そして4月から大学の採用試験対策講座(リモート)に取り組みました。一次試験が終わってから、二次試験対策向けの教員採用試験(直前対策コース)を通して、個人面接と模擬授業の練習を行いました。

専門科目の勉強では、試験まであまり時間がないことを自覚していたので、「千葉県の専門科目」と書いてあるような参考書を用いて、何回も何回も繰り返し勉強していました。その際にわからない所や気になったところは、大学受験向けの参考書を使用したり、インターネットで調べたりするようにしていました。教養科目は、千葉県の場合は、過去問を解いてある程度傾向を把握することが大切なので、過去問を繰り返し勉強していました。補足すると、専門科目の試験に出る学習指導要領の問題二つのうち、片方は傾向分析することでどこが出そうかわかるので、1点でも多くとりたい人は対策することをおすすめします!

今年は、集団討論が感染症の影響でなくなりましたが、対策していたことは個人面接にも役立ったので絶対に行ってください。

模擬授業と個人面接ですが、これはひたすら人と繰り返し練習するしかないと思います。そのため、受験前までに教員採用試験を受験する仲間と仲良くなり、互いに高め合える関係を築くことが大切だと思います。そして、教職教育センターの先生方はとても親切で、愛情を持って指導してくれるので、困ったことがあったら些細なことでも相談すると、自分の糧になると思います。

模擬授業は、生徒主体で、気づきのある授業が求められる傾向があります。そのため、童心に帰ったつもりで、日常の中から「どうしてこうなるのか?」と気になるものを見つけることも良いと思います。

様々な事情の中で教員採用試験に向けて取り組まなければいけないと思います。しかし、自分なりに志を高く持ち、全力で取り組むことで、合格できる可能性は高まります!自分の夢を大切にして、取り組んでください。