先輩の声
粕谷 真信

粕谷 真信さん

学部学科 理工学部 応用生物科学科
内定先 東京都公立中学校

私は、東京都の公立学校の教員採用試験と私立学校、主に中高一貫校で理科(生物)の採用試験を受験しました。コロナウイルスの影響を受け、私立学校の大規模な就職説明会は軒並み中止され、教職教育センターも感染症対策で窓口が縮小し、気軽に教職教育センターの先生方に相談することができないという厳しい状況での就職活動になりました。

教員採用試験に向けての勉強自体は、サークル(理大祭実行委員会)を引退した3年生の12月中旬から始めました。このタイミングで始めた理由としては、サークルの引退という節目であり、理科の教員は物理・化学・生物・地学のすべての知識を求められるため、早めの対策が必要だと感じたからで、問題集や教科書を読むなどして基礎学力向上に努めました。

小論文対策については、4年生の5月初旬から教職教育センターの先生にメールで添削をお願いしました。論文は合計で8本ほど書いて、添削して完成版を作るのに3回ほど書き直しをしました。小論文は「完璧な回答などない」ということを念頭において取り組んでください。添削される中で、疑問や意見など、様々出てくると思いますが、「こういう考え方もある」と思うと精神的に楽です。ある程度の文章力さえあれば小論文は書けるはずなので、あとは慣れと発想力次第です。柔軟な考え方を心掛けるようにしてください。慣れたら、あとはテンプレートを作ることに努めましょう。「こういう問題にはこう答える」といった指標があると、小論文作成がスムーズになっていいと思います。

一次試験の合格発表から面接の練習を始めましたが、もっと早い段階からやっておけばよかったと思います。集団・個人面接において重要なのは、とにかく他の人の面接を聞くこと、他の人に面接を見てもらって意見をもらうことなので、たくさんの人と練習する機会を持った方がいいです。

試験に向けて頑張ってください。