先輩の声
A.A

A.Aさん

学部学科 理学部第二部 数学科
内定先 埼玉県公立中学校教員

私が教員採用試験に向け、本格的に勉強し始めたのは3年の夏からです。専門である数学は多少自信がありましたが、一般教養・教職教養がほとんど解けませんでした。そのため参考書や自分が間違えたところをまとめたノートを、写真撮影したり、PDF化を行い、スマホから確認できるような勉強法を行いました。私が利用した参考書は以下のとおりです。

【専門教養】

・全国まるごと過去問題集 数学科(共同出版)

【一般教養・教職教養】

・一般教養の要点理解(時事通信社)

・教職教養の要点理解(時事通信社)

専門教養の上記参考書では、各都道府県の問題が中学・高校問わずに解けるので、毎日数問解くだけでも力がついたと実感することが出来、難易度の差も大きく、数学が好きな人には特におすすめです。また、アルバイトで塾の個別指導を行っていました。小学生から高校生まで接することが出来、この経験が一番の勉強になったかと思います。自分が学んできたことを生徒によって伝えやすいように角度を変えて指導することで、自分の理解度も測れますし、何より教えるという活動は、これから教員を目指す方にとって良い経験になるかと思います。特に、中学受験の生徒に算数を教えた際に、公式や定理が使えない中でどのように解き、どのように指導するか考えることが教員採用試験を受験するうえで、大きな力になりました。

また、教員採用試験受験とは別に、小学校免許取得のため、玉川大学と連携した小学校教員養成プログラムに参加しました。負担が大きいものの、小学校免許に必要な科目の指導法、道徳や教育相談などを深く広く学ぶことができました。小学校教員を考えている方はぜひ挑戦してみてください。先輩や同期の繋がりを持つことができ、夏期休暇期間中に、玉川大学で講義を受けられるのが刺激にもなりました。 最後に、教員採用試験を受験する自治体の募集要項を予めきちんと確認し、わからない点があれば解消しておくことをお勧めします。