先輩の声
菅原 侑

菅原 侑さん

学部学科 理工学部 数学科
内定先 福島県公立中学校

 福島県の中学校教員採用試験は、今では珍しい一次試験重視の傾向にありました。数学:教職教養=120:30という配点だったため、数学の学習を中心に行いました。記述式試験では、証明問題等も出題されるので、数学を正しく理解する必要があり、数学を勉強することが苦手な私は苦労しました。ただ、過去問を見ると出題傾向が見えてきて、どの分野を勉強すれば良いのか一目瞭然だったため、4年の秋まで部活動をしていた私からすると、過去問対策をしたことで効率よく勉強することができした。各県、出題傾向が必ずあると思うので、まずは過去問を解くことをオススメします。

 また、私が本格的に勉強を始めたのは4月終わり頃で、周りと比べると、かなり遅いスタートでした。さらに、3年の12月に初めて過去問を解いた際には、2割ほどしか点数が取れなかったため、当時はかなり焦っていました。しかし、試験対策を確立し、努力を惜しまなければ、合格はできると思います。

 前述のとおり、福島県は一次試験重視でしたが、二次試験では小論文・個人面接・模擬授業・集団討論と盛りだくさんの内容であったため、野田キャンパスで開かれる自主ゼミには部活動等がない限り参加していました。また、部活動で内・外務の責任者を務めていたため、会話や説明する力は、4年間で培うことができ、それらを活かして8~9月に試験対策を行えたので、合格できたと思っています。

 私は、大学4年間を部活動と勉学の2本の柱で努力することで、自信を持って様々な試験に臨むことができました。教員採用試験だけではなく、就職活動も同様で、大学時代に得た強みや日頃から向上心を持ち、それを活かすことで、必ず希望の職業に就くことができると思います。後輩の皆さんも目標に向かって頑張ってください。