先輩の声
中山 洋平

中山 洋平さん

学部学科 理工学部 物理学科
内定先 千葉県公立特別臨時的任用講師

まず教員採用試験(以下、教採)に向けての勉強についてですが、私が経験して思ったのは、一番重要なのは自分の受験する自治体の過去問をよく読み込み、それに合った勉強法をいち早く見つけることだということです。例えば、教職教養の筆記試験では教職教養に加えて一般教養についての問題が出題される自治体がほとんどです。ですが、私が受験した千葉県での教職教養の筆記試験では、全30問中一般教養についての問題は5問と、ほとんど教職教養についての問題になっており、またその半分ほどが千葉県の教育政策についての問題になっています。

このように、筆記試験の問題は自治体ごとに特色があると思うので、まずは自分の受験する過去問の問題を5年分ほど解いてみて、傾向を理解してからそれに対応した試験勉強をするのがいいのではないかと思います。

私がどのように試験勉強をしたのかというと、教職教養については市販の専門書を一通り読んで、過去問を解いてできなかった部分の範囲をまた読み直すということを何度も繰り返しました。過去問に出た千葉県の教育政策については千葉県の教育委員会のHPからそれに関連する記事を印刷してファイルにまとめ、試験に出そうな部分に線を引き、そこを教採直前に読み直しました。専門科目については中高の範囲を市販の問題集を使って一通り復習した後、過去問に取り掛かり、自分が間違えた問題の範囲と過去問で何回も出題されている範囲をもう一度復習しなおす、というようにやっていました。

最後に、もし自分の周りに自分の受験する自治体の教採を受けたことのある先輩、知人がいる場合はその人にいろいろと勉強法や試験の特色を聞くのが一番手っ取り早いと思います。教採に向けての自主ゼミや勉強会があった場合にはぜひ積極的に参加してみてください。